草加市立中央図書館で推し本を紹介ー草加東高校

推し本コーナーを装飾した草加東高生＝草加市立中央図書館（草加市提供）

　草加市の県立４高校の図書委員がお薦めの〝推し本〟を紹介する展示の第２期目が、市立中央図書館で１０日から始まった。昨年１０月の草加高校に続き、２番手は草加東高校が担当。幅広い世代の人に注目してもらおうと、３階特設コーナーの本棚にヒマワリなど飾り付けた。
　若者の読書離れを懸念した同館が高校に持ちかけて始まったコラボ企画。各校が展示テーマを決め、コメントやＰＯＰを使ってお薦め本を全面アピールする。
　県立４校が３カ月ずつ持ち回りで担当し、今月からは草加東高校が本を展示した。
　同校の大きなテーマは「私たちの世代は」。天文や戦争など計２９冊を図書委員４８人が推薦し合って選んだ。戦争を取り上げた点について、２年生の萩島璃子さんは「ウクライナのことを知ってはいたけど、詳しくは知らなかったから」と述べ「本を読んで分かったことがたくさんあったので紹介しようと決めた」と説明した。
　草加東高校の展示は３月まで。４月からは残りの草加西高校と草加南高校が順番で担当する。
　問い合わせは、同館（☎０４８・９４６・３０００）へ。

＝埼玉新聞２０２４年１月１５日付け１２面掲載＝

草加の県立４校図書委員が”推し本“コーナー設置