埼玉新聞社 高校受験ナビ

【令和7年度入試】 県内公私立高校 学校説明会リポート⑤  県立熊谷高校(熊谷市)

2024年6月7日配信

自由な校風の下、仲間と切磋琢磨

 

 6月3日、県立熊谷高校の「学習塾対象学校説明会」が行われました。 

 

 熊谷高校は、明治28年創立の伝統校です。同じ年、現在の浦和高校が埼玉県第一尋常中学校として創立されましたが、第二尋常中学校として創立されたのが現在の熊谷高校です。熊谷高校がナンバースクールと呼ばれるのは、このような歴史があるからです。

 

 電車通学の場合、駅から徒歩25分とやや遠いのがやや難点ですが、路線バス利用も可能です。駅からは自転車利用の人も多いようです。

 

 説明会では、加藤哲也校長から学校概要の説明がありました。

 

 「大学進学について」、「授業とカリキュラムについて」、「部活と学校行事について」が主な内容でした。

 

 大学進学では国公立希望者が多く、令和6年度も現役で78人が合格しました。卒業生のおよそ4人に1人が国公立に現役合格していることになります。

 

 授業は50分で月曜日だけは7時間です。土曜授業も年間16回あります。なお、土曜授業は公開されているので見学してみるといいでしょう(事前予約不要)。

 

 カリキュラムは「進学型単位制」という形となっており、進学希望に合わせた科目選択が可能です。図書館が夜8時半まで利用できるなど自学自習をサポートする体制が整っています。

 

 学校行事には「40㎞ハイク(毎年)」や「臨海学校(1年次)」などがあります。「泳げないので不安」という人もいるようですが、「みんな何とか泳げるようになるので心配ない」そうです。同校卒業生でもある校長先生は、「困難な場面でも必ず仲間が助けてくれる学校」だと語っていました。

 

 4泊5日の修学旅行は、その行程のほとんどがグループ別自主行動で、すべて生徒自身が計画します。

 

 説明の後、授業見学がありました。

 

 

 校訓に「自由と自治」を掲げる学校らしく、服装なども自由です。なので、みな思い思いの服装で授業を受けていました。校則などは特にない自由な校風ですが、その分、自分で自分を律する心構えが必要な学校だと感じました。

 

 6月と8月の説明会、また前述した土曜授業見学などを利用し、ぜひ学校の雰囲気を体感してみてください。(文・梅野弘之)

 

※このシリーズでは、塾の先生方はじめ教育関係者向けに開催された学校説明会についてレポートします(埼玉新聞社高校受験ナビ編集部)

=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=

 

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学校の特徴 ~学校からのメッセージ2024~

「質実剛健」「文武両道」「自由と自治」の精神を受け継いで129年、3万を超える卒業生は様々な分野で日本や世界のリーダーとして活躍。学力向上、進路希望の実現は言うに及ばず、先行き不透明な時代をたくましく生き抜くために不可欠な「人間力」の育成を目指す。活発な部活動、伝統ある学校行事を通して、心身ともに強靭でしなやかな生徒を育む。熊高ならではの彩り豊かな高校生活には、一生ものの友との出会いが待っている。

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