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地元大高生らボランティアで特典 活気あふれる町に

 宮代町社会福祉協議会は学生がボランティアをしてスタンプをためると食事の割引や無料の特典がもらえる「地域支援学生ボランティア」の募集を行っている。地区、自治会への支援の一環として昨年度から立ち上げた。担当の近藤莉歩主事(30)は「若い力を宮代に還元し地域も元気になっていただきたい」と話す。

 

チラシを持ち応募を呼びかける近藤莉歩主事=4日、宮代町社会福祉協議会

 

 町内在住の大学生や高校生、日本工業大学学生や宮代高校生が対象。LINE(ライン)で「宮代社協大学生ボランティア」を登録すると、ボランティアの依頼が届き、学生は参加したいボランティアがあれば、スマートフォンの画面から申し込む。活動場所でQRコードを読み込むと電子スタンプがもらえる。
 「ボランティア経験のない学生もいる。できる限りそのハードルを低くしたいという思いがある」と近藤主事。学生から「電話するのもハードルが高い」という声もありラインを活用した。
 スタンプがたまると同社協が運営するコミュニティセンター進修館2階の「喫茶ぶどうの樹」で特典が活用できる。1回目は50円引き、3回目は250円のドリンク、5回目は500円のハンバーグプレートやチャーハンなどのランチが無料。スタンプカードは無期限。5回までためたら新しいカードでまたポイントをためることができる。「多世代の交流は学生にとっていい経験になると思うがその他にも何か特典ができれば」と話す。希望者にはボランティア証明書も発行している。
 近藤主事は「ちょっと楽しかったり学生にもメリットがあるものがいいなと考えた。学生にとっても良い経験になり、地域も元気になってもらえたら」と力を込めた。問い合わせは、同社協に電話(☎0480・32・8199)、もしくはメール(kondou@syakyou.org)へ。

 

=埼玉新聞2024年6月6日付け10面掲載=

 

 

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