陸上の北関東高校大会は14日から4日間、東京都の駒沢陸上競技場などで男女計41種目が実施される。各種目の上位6位(女子棒高跳び、三段跳び、ハンマー投げは4位、男子競歩は5位、男女混成種目は3位までと4~6位の全国記録上位5位)までが全国高校総体(7月28日~8月1日・福岡)に出場する。県勢の活躍が期待できる種目を中心に展望した。
男子
800㍍ 関(東農大三)2冠目指す
最有力は県予選800㍍を1分51秒42の大会新で優勝した東農大三の関朝陽。昨夏の全国高校総体では1分51秒17の自己記録で5位入賞するなど大舞台に強い。持ち前のスピードと持続力で関東の強敵に挑み、1500㍍との2冠を見据える。
投てき種目は県予選でハンマー投げと円盤投げの2冠に輝いた進修館の富田涼桜に注目。2連覇を達成した円盤投げは2位に5㍍以上の差をつける45㍍99をマークして圧倒した。前回大会は3位に敗れただけに雪辱に燃える。
5000㍍は県予選を14分20秒93で制した埼玉栄の島田悠人が得意のラストスパートで頂点を狙う。100㍍の原田勇吹(早大本庄)、200㍍の青木大知(伊奈学園)、3000㍍障害の西沢匡哉(花咲徳栄)と注目選手がめじろ押しだ。
女子
走り高跳び 高橋(埼玉栄)V3狙う
注目は走り高跳びで3連覇を目指す埼玉栄の高橋美月。県予選では1㍍70を1本目で成功するなど安定感は抜群。昨年10月の国民体育大会で記録した1㍍77の自己記録を上回り、2連覇を狙う全国高校総体に弾みをつけたい。
短距離種目は伊奈学園勢が有力。田中里歩は県予選100㍍で雨と風の不利な条件下、12秒00で優勝。自己記録の11秒98を超える好記録に期待したい。200㍍を24秒87で制した新井美心らと出場する400㍍リレーにも注目だ。
走り幅跳びは昨夏の全国高校総体で6位入賞した池上瑠依(埼玉栄)が6㍍越えの記録を狙う。2連覇が懸かる砲丸投げの米川佳里奈(西武台)、県予選で1500㍍と3000㍍の2冠に輝いた成瀬結菜(昌平)と実力者から目が離せない。
=埼玉新聞2024年6月13日付け7面掲載=
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