2024年7月2日配信
全生徒を対象に組まれた多彩なプログラム
梅雨とはいえ、強い雨が降り続く6月28日、武蔵越生高校の「進学塾対象入試説明会」が行われました。昨年はウエスタ川越で行われましたが、本年は本校体育館での開催でした。
冒頭、吹奏楽部のウェルカムコンサートで参加者を歓待し、次に、全国大会に出場するチアリーダー部、和太鼓部の演技・演奏と続き、参加した約120人の学習塾の関係者らは、熱い拍手で生徒の晴れやかなパフォーマンスをたたえました。
同校の教育の特徴については、一川智宏校長先生と教務部長の中村恵子先生によって詳しく説明されました。まず、多彩な学習プログラムが用意されていることが特筆されます。全校生徒対象の「全校プログラム」では、年間を通して進学基礎講座を行います。次に「学年プログラム」で英検受検、探求ゼミ、国内短期留学などに取り組み、さらに「コースプログラム」によって、設置されている4コースのそれぞれの特徴に合わせた学習が行われています。
進路については、約82%の生徒が大学・短大に進学しています。女子栄養大、東京家政大、埼玉医科大などと連携し、高大接続教育が行われ、管理栄養士、保育士、看護医療などを目指す生徒が多いようです。
さらに、大学受験とは異なる実学プログラムによって人間力を培い、生徒それぞれに合わせた受験サポートを行っています。これらの整備された受験指導環境によって、国公立大や難関私立大に多数の合格者を出しています。その一方で、自身に合った入試方式でチャレンジする生徒も多いので、600以上ある指定校推薦の利用者は僅か1割程度となっています。単に大学名で進学先を選ぶのではなく、将来を描き、自分に合った進路に早い時期から取り組み、また、多様化した入試制度を理解・利用することによって、希望に沿った進路へと繋げています。
サッカー、陸上、テニス、野球部など多くの部活動が強豪校と知られていますが、一人ひとりに寄り添った教育プログラムが整った学校という印象を持ちました。
(文・宮崎文雄)
※このシリーズでは、塾の先生方はじめ教育関係者向けに開催された学校説明会についてレポートします(埼玉新聞社高校受験ナビ編集部)
=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=
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