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全国高校ラグビー埼玉大会 36チーム対戦決定 31日開会式

真剣な面持ちでくじを引く各チームの主将=19日午後、熊谷ラグビー場

 

 ラグビーの第104回全国高校埼玉大会(埼玉新聞社など後援)の組み合わせ抽選会が19日、熊谷ラグビー場で行われ、出場36チーム(44校)の対戦カードが決まった。
 関東大会県予選の4強がAシード(第1~4)で、2年ぶりの優勝を狙う昌平が第1シード。第2シードには前回王者の川越東、第3シードには熊谷工、第4シードには浦和がそれぞれ入った。
 Bシード(第5~8)は、関東大会県予選5位の慶応志木が第5シード、同6位の熊谷が第6シードに収まった。6月の国スポ予選少年の部で頂点に立った深谷が第7シード、正智深谷が第8シードと続いた。
 開会式は31日、午前10時から熊谷ラグビー場で開催。選手宣誓はくじ引きにより、所沢北の田里伊吹喜主将に決まった。
 今大会は開会式を含め、全試合有観客で実施する。9月8日の1回戦8試合を皮切りに花園への切符を懸けた熱い戦いが始まる。決勝は11月16日、午後0時35分から熊谷ラグビー場Aグラウンドで行われ、優勝校が全国高校大会(12月27日~来年1月7日・花園ラグビー場)に出場する。
 11月2日の準々決勝から有料試合となり、入場料は一般千円、高校生以下は無料。

 

第1シード 昌平

勝利渇望 狙うは王座

 県高校新人大会、関東大会県予選、7人制埼玉大会を制した昌平は、今季4度目の王座を狙う。船戸監督は「勝ちに貪欲に。自信のあるディフェンスで零封したい」と2年ぶりの花園切符獲得に意欲を燃やす。
 今季はFWにもバックスにも役者がそろい、7月の全国高校7人制大会では体重100㌔超えのナンバー8伊藤、突破力のあるWTB山口らの活躍で同校初の全国8強入り。今大会はSH白鳥、FB小林のキックを絡めたエリア取りが鍵を握りそうだ。

 

第2シード 川越東

激しい競争 攻守強化

 2連覇を目指す川越東は今季準優勝2度の悔しさを晴らす。激しいチーム内競争で攻守ともに春からレベルが上がった。望月監督は「若い力が加わっていい状態。最大目標である花園出場に向けて一戦一戦戦いたい」と力を込めた。
 県高校新人大会、関東大会県予選の決勝はともに無得点で敗れ、攻撃面を強化した。体重100㌔の1年プロップ竹山が先発に加わり、スクラムに力強さが増した。昨冬の花園を経験したFB南雲、CTB水島がバックス陣を率いて頂点へ駆け上がる。

 

第3シード 熊谷工

機動力鍛え集大成に

 関東大会県予選で3位に入った熊谷工は第3シードから全国を目指す。橋本監督は「やってきたラグビー、今年の完成形がどこまで表現できるか楽しみ」と集大成の大会を心待ちにした。
 武器であるフィジカルに加え、秋に向け機動力を強化。スピード感あるボール移動を意識し、戦術面も磨き上げた。理想のラグビーに重要なつなぎ役は、オールラウンダーのナンバー8渋沢。キックの精度が高いFB今井、快足とコンタクト力を持ち合わせるCTB田島からも目が離せない。

 

第4シード 浦和

モール駆使し雪辱へ

 5年ぶりの頂点を見据える浦和は今夏に2度の合宿を行いチーム力を高めた。山本監督は「まだチームは出来上がっていないがやることは明確。部員44人で泥くさく戦い、花園を目指したい」と攻守がかみ合わなかった春の雪辱に燃える。
 攻守の統率は遠田、島田のハーフ団が取る。前を向く強気なゲームメークで陣地を押し上げる。高校日本代表候補のロック山崎は190㌢、105㌔の体格を生かして相手を押し込む。強化した持ち味のモールを駆使して虎視眈々(たんたん)と王座を狙う。

 

=埼玉新聞2024年8月20日付け7面掲載=

 

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