国際大会4位入賞を報告し、梅田修一市長(後列左から2人目)と記念撮影する県立久喜工業高校のダンス同好会「テクニクス」のメンバー=3日午後、久喜市役所
8月にオーストラリアで行われたヒップホップダンスの国際大会で4位入賞を果たした県立久喜工業高校のダンス同好会「テクニクス」が3日、久喜市の梅田修一市長を表敬訪問した。世界の舞台で存分に自分たちの踊りを披露したメンバーは「今までで一番楽しめた」と語り、さらなる高みへの飛躍を誓った。
大会は8月24、25日に行われ、テクニクスが出場した高校生部門には7チームがエントリー。それぞれ用意した曲に合わせて踊り、技の難易度や身体の動き、チームとしての完成度などを審査基準に得点を競った。
「踊っている時に現地のお客さんの歓声が聞こえてきて、今までで一番楽しめた」と会長を務める2年生の岩間陽菜乃さん(17)。参加賞の記念品を手に「メダルに届かなかったのは悔しかったけど、世界のチームと戦ったことで刺激を受けた。来年も出場して、もっと上を目指したい」と力を込める。
2022年の創設で、現在のメンバーは1、2年生8人。ダンス経験者を中心に構成する強豪校が多い中、テクニクスは全員が初心者から覚え始め、国際大会出場の決め手となった3月の東日本大会優勝などの実績を残してきた。
顧問の梶田翔司教諭(32)は「素人だからこそ、一つ一つの技術をしっかり習得することを重視してきた。その地道な積み重ねの結果、国際大会で入賞することができた。本当によく頑張ってくれた」と教え子の成長を喜ぶ。
この日、久喜市役所を訪れたメンバーは大会結果を報告した後、応接室でダンスを披露。梅田市長は「市のイベントでも、キレッキレのダンスを披露してほしい。これからも全力で応援していくので、皆さんの活躍をお祈りしています」とエールを送った。
=埼玉新聞2024年9月8日付け6面掲載=
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