埼玉 成年男子が準V
少年男子、少年女子も2位
バドミントン 成年男子決勝 第1ダブルス第1ゲーム、埼玉の遠藤彩斗(右)・小野寺雅之組が相手を攻める=唐津市文化体育館
手の内知る相手に惜敗
成年男子は高い対応力で熱戦を演じた埼玉が準優勝した。決勝を争った東京の3選手はそれぞれの実業団のチームメート。遠藤(NTT東日本)は「手の内を知り合った戦いで、やりづらさがあった。競り勝てずに悔しい」と唇をかんだ。
小野寺(BIPROGY)・遠藤組の第1ダブルスは序盤から接戦となった。ともに前衛を本職とする2人は型のない流動的な動きで相手を翻弄(ほんろう)した。小野寺は「お互いのいいところを出し合えた」とドライブやプッシュで前から攻勢に出た。
0―1で迎えた第1シングルスは埼玉の川本と東京の沖本のBIPROGY所属同士の対決となった。川本は第1ゲームから得意のスマッシュを左右に打ち分けた。相手に攻撃を読まれて粘り強く拾われるとドロップを使うなど工夫した。
ダブルス、シングルスともに惜敗したが川本は「研究されてもどう戦うかが今後の課題になる」と敗戦を次に生かす。
悔しさ糧の準優勝
少年女子決勝 第1シングルス第2ゲーム、埼玉の高津愛花がシャトルを拾う
少年女子は埼玉栄高勢で挑んだ埼玉が2位に入った。3月の全国高校選抜と8月の全国高校総体はともに団体3位だっただけに主将の高津は「悔しい思いをして全員でつかみ取った準優勝。大会を通じて勝ちへの意欲を示せた」と胸を張った。
第1ダブルスの榎本・八嶋組は連係が抜群だった。中学1年から約5年間ペアを組み、お互いの特長を熟知。八嶋は「得意の形からプレッシャーをかけられた」。最終セットまで競り合うも18―19から連取され、わずかに及ばなかった。
チーム唯一の3年高津はシングルスで粘り強く戦った。前後左右に相手を揺さぶるスピード感ある攻撃を展開。体力で勝ろうと厳しいコースもうまく拾いラリーを続けた。高津は「緊張したが楽しかった。いい経験をした」と満足げに話した。
あと一歩もチーム一丸
少年男子は全国高校総体との2冠を目指した埼玉栄高勢が決勝で敗れた。堂下監督は「力を出し切ってあと一歩だった。チーム一丸で厳しい戦いを乗り越えてくれた」と選手たちをたたえた。
ともに全国優勝を経験した有江・石井組のダブルスは最終ゲームのジュースまでもつれた。声をかけ合い好連係を見せるも最後は甘い球を打ち返された。後がなくなったシングルスの高橋も接戦に持ち込んだが及ばず。有江は「いい流れをつくれなかった。悔いの残る試合」と悔しがった。
=埼玉新聞2024年10月9日付け6面掲載=
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