全日本ボクシング選手権の女子ライトウェルター級で3連覇に挑む早稲田大学4年生の高橋美波選手(22)が13日、加須市の母校・花咲徳栄高校を訪れ、木庭浩介ボクシング部監督(64)から指導を仰いだ。全日本選手権決勝は12月1日、東京都の墨田区総合体育館で開かれる。
全日本選手権3連覇に向け、最終調整する早稲田大学4年生の高橋美波選手。右は恩師・木庭浩介監督=13日午後、加須市の花咲徳栄高校
高橋選手は蓮田市出身。身長169㌢、体重63㌔。小学校4年生の時、県のアスリート発掘アカデミー・彩の国プラチナキッズに選出されたのがきっかけで、ボクシングを始めた。花咲徳栄高2年生の時、全日本選手権ジュニアの部ライトウェルター級で優勝している。これまでの通算成績は25戦16勝9敗。
「早大を選んだのは、ボクシング部とスポーツ科学部があるから」と高橋さん。早大1年の時は全日本選手権で3位だったが、2年、3年と連続優勝。持ち前のパンチ力を発揮した。「3連覇の自信はある。その先、ロス五輪の出場を目指している」と言い切る。
3歳の時から始めた極真空手は、いまも続けている。極真の突きがボクシングのパンチ力に生かされている。木庭監督は「パンチ力は空手で培ってきたもの。非常にプラスになっている。パンチを振り抜く打ち方にすれば、もっと伸びる」とアドバイスする。
早大ボクシング部では副主将を務める高橋さん。練習環境は申し分ないが、時々、花咲徳栄高を訪れている。木庭監督は「3連覇はできると思う。早大卒業後は体育教員になるので、そちらも楽しみ。ロス五輪出場にも挑戦してほしい。英語力があるのも頼もしい」と期待を寄せている。
=埼玉新聞2024年11月15日付け7面掲載=
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