経済の知力競う
優勝したチーム「早大本庄」の五十嵐浩銘さん(左)と笠井孝介さん=17日、さいたま市浦和区
全国の高校生が金融経済の知力を競う「第19回全国高校生金融経済クイズ選手権(エコノミクス甲子園)」の埼玉大会が17日、さいたま市浦和区の埼玉りそな銀行本社講堂で開かれた。認定NPO法人金融知力普及協会と同行の共催。
大会には昨年の県代表、栄東高校(さいたま市見沼区)や開智高校(同市岩槻区)、淑徳与野高校(同市中央区)、早稲田大学本庄高等学院(本庄市)の4校から6チーム12人が出場。午前中に第1ラウンド(筆記)と第2ラウンド(早押しクイズ)が行われ、午後の決勝ラウンドは積立金に見立てたポイントを奪い合う筆記クイズ全10問で争った。
決勝は終盤までどのチームが抜け出すか分からない白熱の展開。最終問題を唯一正解した早稲田大学本庄高等学院のチーム「早大本庄」がトップを走っていた栄東高校のチーム「高次方程式」を逆転し、13年ぶり3回目の県代表の座を手にした。
優勝した「早大本庄」の3年五十嵐浩銘さん(18)と2年笠井孝介さん(16)は高校のクラブ活動「政治経済部」の先輩と後輩。2人は「最後に逆転できたのは運に恵まれただけ。全国大会までにもっと知識を積んで、次は実力で勝ち進みたい」と決意を新たにした。
主催した埼玉りそな銀行の福岡聡社長は出場した生徒らに向けて、「皆さんの目の前にはブルーオーシャン(まっさらな世界)が広がっている。どんなことにも挑戦することで自分の強みを伸ばし、仮に失敗しても反省から多くのことを学んで成長してほしい」と激励した。
県予選を勝ち抜いたチーム「早大本庄」は来年2月23日の全国大会(東京)に出場する。
=埼玉新聞2024年11月19日付け4面掲載=
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