経験をチームに還元
南部―北部 8回表北部1死二、三塁、熊谷商の竹内が右中間を破る適時二塁打を放ち同点とし、喜ぶ北部の選手たち=24日午後、UD上尾
県高野連監督会が発案した高校野球の第3回県4地区選抜チーム交流試合が23、24日、UDトラックス上尾スタジアムで開催され、4試合が行われた。両日、試合間には小学生以下の児童を対象に少年野球教室を実施。各地区の代表選手が子どもたちとキャッチボールなどを楽しんだ。
北部戦の四回に1死満塁から遊ゴロで打点を挙げた南部・大宮光陵の永塚徹平選手は「うちは部員10人。僕なんかと思ったけれど楽しかった。ベンチの楽しい雰囲気を光陵でもつくりたい」と充実感をにじませた。
おそろいのパーカなどを作製し、一体感を高め臨む地区もあった。西部戦の一回に右犠飛で得点した東部・久喜北陽の幅上祐太選手は「強豪校は荷物の置き方も違った。野球以外の普段の生活のこともチームに持ち帰りたい」と話した。
野球教室に参加した渋谷桐吾さん(さいたま植竹小1年)は、強くて好きだという花咲徳栄の田島蓮夢選手のもとへ一直線。今夏の甲子園球児とキャッチボールし、「一緒にできてよかった。左打ちの選手が左方向に打てていてかっこよかった」とうれしそうだった。
同会代表幹事の新井茂監督(熊谷商)は2日間を振り返り、「野球だけでなく、いろいろなことを学んでくれてうれしく思う。交流から得た経験をぜひチームに持ち帰って仲間たちに還元してほしい」と期待した。
=埼玉新聞2024年11月25日付け6面掲載=
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