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全国高校バスケ 男子 正智深谷8強逃す

藤枝明誠に72-98

3年奮起 集大成示す

男子 正智深谷―藤枝明誠 第3クオーター、ゴール下で奮闘する正智深谷の岡野(左)

 

 メインコート進出はかなわなかったが、男子の正智深谷が一丸で守り、走り抜き現チームの集大成を示した。成田監督は「点差は離れたがいいゲームだった。この試合の一体感は素晴らしかった」とたたえた。
 開始からハードワークを貫いた。早船、中武がゴール下で奮闘すると、飯島、グビノグンが速攻を仕掛けた。第1クオーターで2点を先行し、飯島は「自分たちの武器を出して、正智らしい時間がつくれた」と誇った。
 いい流れで迎えた第2クオーター。開始30秒で得点源の早船が負傷交代すると、連続で19失点。指揮官は「彼らのメンタルは落ち込んだ。信頼している選手がいなくなると苦しい」と流れを失っていった。
 士気を高めようと飯島ら3年がげき。飯島は「今は我慢の時間帯。みんなで守るぞと声を出し合った」。中武、グビノグンは運動量を落とさずにフル出場。ゴール下では岡野がガッツを見せて留学生に挑んだ。
 大会前に2年エース加藤をけがで欠くなど、決して万全な状態ではなかった。それでも伝統の堅守で全国に存在感を見せつけた。主将の飯島は「最後に3年生のプライドを示せた。正智の伝統を引き継げた」と胸を張った。

 

ブランク克服 最多の21得点
グビノグン

男子 正智深谷―藤枝明誠 第2クオーター、正智深谷のグビノグン(左)がシュートを放つ

 正智深谷のゲーム主将グビノグンがチーム最多の21得点と気を吐いた。身長187㌢の長身と手足の長さを生かして、積極的にゴールを向いた。「最近になってフル出場することも増え、果敢に攻められた」と40分間のプレーを評価した。
 8カ月のブランクを乗り越えて2年ぶりに立った大舞台。1、2回戦でも2桁得点を重ねて中心選手としての役割を全うした。「つらかった1年間を経て、精神的に成長することができた。このコートに戻れて楽しかった」とすがすがしく語った。

 

=埼玉新聞2024年12月27日付け15面掲載=

 

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学校の特徴~学校からのメッセージ2024~

建学の精神に基づき、よりよい人間形成を行っていく教育は不変のものです。正智深谷高校は、正しいものはなにか、進むべき道はなにかを自ら考え、そして変化の激しい時代に対応できる力を身につけ、仲間と協働し、自ら行動することができる人材を育てることを使命としています。正智深谷には、いつもそばに頼れる先生や共に学ぶ仲間がいます。将来の夢の実現に向け、有意義な3年間にしていきましょう。

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