【令和７年度入試】 県内公私立高校　学校説明会リポート⑲　 国際学院高校（伊奈町）

２０２４年７月１７日配信

自ら考え行動する生徒の育成をめざして

　７月８日、国際学院高等学校の「学習塾対象入学試験説明会」が開催されました。

　この日は期末試験の追考査日で授業がないため、多くの生徒が会場までを案内し、マスコットキャラクターの「コックサイ」とともに、約150人の学習塾の先生らを迎えてくれました。

　同校は、ユネスコスクールとして、2017年に日本初開催のIFW（国際交流会）のホスト校を務めたほか、SDGsの担い手を育む教育活動を実践しています。さらに、今年度は文部科学省からDXハイスクールに認定され、デジタル技術と理数教育の強化に取り組んでいます。

　大野博之校長先生は、自由な発想で自ら考え主張できる生徒を育てることと人間力の育成を説きました。

　その担い手として登壇した菊池晴登さん（２年生）は、国際学院での自らの体験・姿勢・目標についてスピーチ。「自分を変えたい」と生徒会役員に立候補して副会長に就任しました。現在進行している「校則・スクールアイテム検討委員会」に参加し、スマートフォンの使用制限、髪型などの課題に取り組んでいます。自分の意見や欲望で校則を変えるのではなく、他人の利益も考えたルール作りに着手しています。現在は貢献することの喜びを感じ、本校には自分を変えるステージがあると結び、温かい拍手を浴びていました。学校としても、校則を変え、生徒が活躍できる学校へと進むことを目指して、生徒会活動を支援しています。

　進路については、島田哲弥先生から報告がありました。現在、約７割の生徒が大学へ進学しますが、本人の希望・特性を活かし、年内入試（学校推薦型・総合型選抜）で決定する生徒が大多数となっています。また、大学・短大ではなく目標を持って専門学校を目指す生徒には、本人の意志を尊重して進路を後押ししています。

　国際学院高校は、国際的な教育に取り組み、その教育を通して人間力を育て、目標を持った生徒を力強く支える学校だと感じました。（文・宮崎文雄）

※このシリーズでは、塾の先生方はじめ教育関係者向けに開催された学校説明会についてレポートします（埼玉新聞社高校受験ナビ編集部）

＝「埼玉新聞社　高校受験ナビ」オリジナル記事＝

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建学の精神「誠実・研鑽・慈愛・信頼・和睦」を柱に人づくり教育を実践。また、ユネスコスクールとして、ＳＤＧｓの目標達成を期した教育にも専心しています。様々な経験を積むことで感性を磨き、知的好奇心を高められるのが国際学院です。