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パリ五輪ハンド代表・玉川、高野選手 母校・浦学で壮行会

声援背に「突っ走る」

贈呈された浦和学院のフードタオルを広げる玉川裕康選手(左端)と高野颯太選手(右端)。中央左が男子ハンドボール部の大島泰河主将、同右が生徒会長の柴田悠雅さん=9日午後、浦和学院高校

 

 パリ五輪男子ハンドボール代表の玉川裕康選手(ジークスター東京)=さいたま市出身=と高野颯太選手(トヨタ車体ブレイブキングス)の壮行会が9日、母校・浦和学院高校で開催された。声援を受け、玉川選手は「ハンドボールを有名にできるように結果で示す。日本代表として、浦和学院の卒業生として戦いたい」、高野選手は「皆さんの応援が力になる。背中を押してもらっているので突っ走るだけ」と誓った。

 

吹奏楽部とソングリーダー部が激励パフォーマンスで盛り上げる

 

 壮行会には男女ハンドボール部をはじめ、野球部やサッカー部など在校生ら約270人が出席。石原正規校長の激励の言葉に続き、2人の恩師で同校ハンドボール部の岩本明総監督が「感謝の気持ちを忘れず、最高の準備をして、パリの地では悔いを残すことなく全力でハンドボールを楽しんで」とエールを送った。
 その後、吹奏楽部とソングリーダー部が激励パフォーマンスを披露。2人の同校の先輩で、東京五輪では主将を務め、現役を引退した土井レミイ杏利さんからサプライズの激励メッセージが届いた。最後に2人が決意表明し、男子ハンドボール部の大島泰河主将と生徒会長の柴田悠雅さんから花束が手渡された。
 男子ハンドボール代表「彗星ジャパン」は、36年ぶりに自力での五輪切符を獲得。玉川、高野両選手ともに初出場で、同校ハンドボール部出身の五輪戦士は土井さんに続いて2、3人目となる。
 壮行会後の取材で、玉川選手は東京五輪は選考中に故障し、選出されなかったことを挙げ「五輪への思いはより一層強い。悔しかった分をしっかりぶつけたい」と決意。2㍍の長身を生かした守備からの走力が特長で「日本の持ち味の速攻を体現したい。自分にしかできないプレーで勝ちにつなげる」と拳を握った。
 高野選手は浦学時代に基礎を徹底的にたたき込まれたことで、武器の守備力が磨かれたという。「強みを前面に一点でも失点を少なくしたい」と意気込む。「ルーズボールやリバウンドで体を張る泥くさいプレーが得意。後輩にも見てほしい」と力を込めた。

 

=埼玉新聞2024年7月13日付12面掲載=

 

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本学では国際的な教養を身に付け、多様な文化を理解・尊重する精神を養うとともに、より平和な世界の構築に貢献する「社会人」を育成することを目的としています。2023年3月、国際バカロレア・ワールドスクールの認定校となり、2024年4月より新たに国際バカロレアコースを設置し、「国際教養の浦学」を実践すべく、国際貢献のできる人材の育成に力を入れていきます。

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