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マフィンとマカロンをパン店と共同開発ー深谷商業高校

 県立深谷商業高校(新井秀明校長、生徒数805人)の文化祭で3年生5人が、校内で営業しているパン店「3/9(さんがつここのか)」と共同開発したマフィンとマカロンを限定販売した。想像以上の売れ行きで、生徒は「3/9さんに感謝です」と喜んだ。

 

考案した生徒たち=深谷市の県立深谷商業高校

 

 考案した生徒は、猪野雄大さんと鎮西虎太郎さん、門馬ゆずはさん、福島結羽菜さん、松本七海さん。3年生の選択科目「商品開発と流通」で取り組んだ。「3/9」は上里町七本木に店を構え、年明けから週2日、昼休みの時間帯に同校内で営業している。10月からは週4日になった。
 生徒5人は3/9の大ファン。「パンはおいしく、同校との関わりもあって協力をお願いした。深谷ならではのネギみそを使った商品を考えていたが、ネギは柔らかくなってしまうため諦めた」という。そこで旬の素材を取り入れたマフィンとマカロンにした。

 

共同開発したマフィン

 マフィンは試作品10種類ぐらいの中から選んだ、誰にでも好まれるマロンとブルーベリー、チョコチップの3種類。マロンマフィンは「モンブランみたいです」とアピールしていた。マカロンはサツマイモや栗、バニラクリームなど5種類を用意し、1袋4個入りで販売。10~20代の購入者を想定して作り、価格も高校生でも買える値段に設定した。マフィンは1袋400円、マカロンは同250円。
 文化祭の2日目はマフィン60個を準備し、30分で完売した。生徒らは「甘すぎず、色合いも考えて作りました」と笑顔だった。3/9の福島剛店長(48)も「高校生のアイデアは純粋で面白いですね」と褒めていた。

 

=埼玉新聞2024年10月8日付け10面掲載=

 

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