県立川口北高校(川口市木曽呂、高松健雄校長)は10日、総合的な探究の時間に行っている探究活動の成果発表会を島根県立松江東高校の生徒とコラボして開催した。県教育委員会と島根県教育委員会は2021年3月に高等学校教育に関する連携協力協定を締結しており、今回のコラボ発表会もその一環。
島根県立松江東高校の生徒の発表に真剣な表情で耳を傾ける県立川口北高校の生徒ら=10日、川口市木曽呂の川口北高校
川口北高校では今年度から学年を超えた縦割り型のゼミ形式で探究活動を行っており、そのゼミ数は40にも上る。生徒一人一人が自身の研究テーマを設定し進めている。ゼミ形式で学年間相互の交流を促して多様な価値観を養い、生徒間での議論しやすい雰囲気の創出が目的。
今回は、地域共創人育成プロジェクトの一環。東京研修旅行を行う松江東高校の生徒を交えて探究活動の成果を発表し、地域を超えた交流を通してお互いの考えをぶつけ合った。
また、発表会後のワークショップでは、両校生徒でグループをつくり、探究活動を進めていく上での悩みや「やりがい」などを共有しながら、より良い探究活動について議論を深めた。
高松校長は「自分で興味のある研究をしてみて、失敗したら自力で立ち直れる力を付けてほしい。この発表を通して自分の言葉で伝える力を養ってもらえれば」と話していた。
=埼玉新聞2024年10月20日付け10面掲載=
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