第１０６回全国高校野球埼玉大会　きょう開幕

甲子園懸け１４２チーム

入場行進の練習を行う各校の生徒ら＝１０日午後、県営大宮

　第１０６回全国高校野球選手権埼玉大会は１１日、全校の登録出場選手が参加して開会式が実施され、開幕する。連合６チームを含めた１４２チーム（１５７校）が甲子園出場を懸け、２８日の決勝まで熱戦を繰り広げる。
　
　開会式を翌日に控えた１０日、県営大宮球場で開会式のリハーサルが行われ、入場行進で大会プラカードや大会旗を持つ野球部の女子マネジャー、選手宣誓を行う豊岡の片岡恭二郎主将（３年）らが参加した。約１時間半にわたり、入場行進の先導や役割の手順を確認した。
　選手宣誓の大役を目前に控え、片岡主将は「支えてくれた両親に感謝の気持ちを見せたい。とにかく元気よく、かっこいい宣誓にしたい」と緊張と高揚感に満ちた様子で話した。
　今大会は東部地区の女子マネジャーが大会プラカード、国旗、大会旗持ちを担当。開会式の司会進行、場内アナウンスも分担して務める。大会プラカードを持つ春日部共栄の片山愛深（あみ）さん（３年）は「今までの思い、部員と埼玉県球児の気持ちも全部含めて精いっぱい先頭を歩きたい」と笑顔で先導するつもりだ。
　開会式の司会は、越ケ谷の高木菜々子さんと春日部共栄の吉田茉桜さんが担当。花咲徳栄の宮元桃果さんと春日部工の清水しおりさん（それぞれ３年）が場内アナウンスを務める。吉田さんは「選手たちを明るく元気にサポートできるように頑張る」と意気込んだ。

　開会式は午前１１時開始。羽生実・羽生一・児玉・深谷の連合チーム―所沢商の開幕戦は午後１時半にプレーボール。開会式と開幕戦は入場無料。翌１２日以降の全ての試合は有料有観客で行われる。

開会式の手順を確認する各校の選手ら＝１０日午後、県営大宮

＝埼玉新聞２０２４年７月１１日付け１面、７面掲載＝

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