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花咲徳栄高校出身ボクシング高橋選手 全日本女子3連覇

「目指すはロス五輪」

全日本選手権で3連覇を達成した早稲田大学4年生の高橋美波選手。左は恩師・木庭浩介監督=東京都の墨田区総合体育館(提供)

 

 全日本ボクシング選手権の女子ライトウエルター級決勝が1日、東京都の墨田区総合体育館で開かれ、蓮田市出身の早稲田大学4年生、高橋美波選手(22)が3連覇を達成した。高橋選手は加須市にある花咲徳栄高校ボクシング部の出身。同校から恩師の木庭浩介監督(64)が応援に駆け付け、偉業をたたえた。
 決勝の相手は沖縄ワールドボクシングジムの馬場麗花選手。高橋選手は立ち上がりから得意の右ストレートで圧倒し、馬場選手から2度のダウンを奪い、1ラウンド1分35秒でRSC勝ちした。3連覇に向けて入念に調整してきた高橋選手。自信にあふれた会心の試合運びだった。
 高橋選手は「木庭先生から『右ストレートを力強く打ち抜くように』とアドバイスを頂いていた。その通りにできた。3連覇が懸かるプレッシャーを感じることなく、自分らしく、自信を持って、伸び伸びと楽しくリングで戦えた」と振り返った。
 3歳から極真空手を始めていて、空手界でも数々の優勝を成し遂げているファイターでもある。早大ボクシング部では副主将を務め、後輩たちを指導してきた。全日本選手権では、寄居町出身で花咲徳栄高の後輩になる中央大学2年生の篠田立輝選手(20)も男子ライト級に出場した。篠田選手は3位と健闘した。
 来年春に早大卒業後は、保健体育の教諭として県内で教壇に立つ高橋選手。「新たなステージでの挑戦が始まる。目指しているのはロス五輪出場。国際大会にも出場して、もっと成長したい」と意欲的に話した。

 

=埼玉新聞2024年12月3日付け11面掲載=

 

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