本庄署から本庄第一高校美術部へ贈呈
各自の作品を前に感謝状を手にする本庄第一高校の美術部員=本庄署
本庄署(間下泰晴署長)は、特殊詐欺被害防止のポスターとチラシを作成した管内にある本庄第一高校美術部に感謝状を贈呈した。部員らは「多くの人に見てもらって被害が減ってほしい」と話している。
作成したのは、ポスターが3年生の郷古健さん、1年生の堀美波さんと横嶋瞳さん、チラシが2年生の高木楓さんの計4人。
横嶋さんはノルウェーの画家ムンクの「叫び」のように衝撃が感じられる作品にしたという。堀さんは「後ろの背景を細かく描きました」と説明。郷古さんも電話がかかってきて、一生懸命に貯めたお金がずる賢い手口で取られてしまうことを作品にした。高木さんは「真ん中に女性警察官を入れて、注意喚起を表し、地域で役立てばうれしい」と完成したポスターを見てほほほ笑んだ。
ポスターは1人30枚ずつ作成し、公共施設や金融機関などに展示していく。チラシはキャンペーン会場などで配布していく。
同署管内の特殊詐欺被害は6日現在、4件発生し被害総額は5310万円。昨年は13件で3408万円の被害に遭った。
間下署長は「感性や想像力、表現力、技術力が感じられる作品がそろい、特殊詐欺被害の発生防止を期待したい」と話していた。
=埼玉新聞2021年10月15日付け8面掲載=
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