武南、正智筆頭にS1勢混戦
サッカーの関東高校県予選は19日、30チームが参加して開幕する。決勝は29日に浦和駒場スタジアムで実施され、上位2校が関東大会(5月24~26日・NACK5スタジアム大宮ほか)の出場権を獲得する。2大会ぶり19度目の頂点を狙う武南や、前回王者の正智深谷を中心に県S1リーグ勢が優勝争いに加わる混戦模様の大会が見込まれる。
高円宮杯U―18(18歳以下)プレミアリーグ東地区の昌平と、2月の県高校新人を制したプリンスリーグ関東2部所属の西武台は不参加。上位争いの中心は県高校新人で準優勝した武南と同4強の武蔵越生、浦和南。前回王者の正智深谷も2大会連続の栄冠を狙う。
第1シード武南は伝統のつなぐサッカーを徹底する。トップ下の有川を中心にボランチの田中、小山が中盤で試合を支配する。推進力がある攻撃陣は塚田、八百川の2年コンビにも注目。GK金昶銖の好守が上位進出の鍵を握りそうだ。
正智深谷は主将のDF長南がまとめる。堅守速攻の姿勢を貫き、得意のセットプレーから得点を狙う。勝ち進むと準々決勝では武南との注目カードが予想される。武蔵越生はS1リーグで開幕2連勝と勢いに乗る。浦和南との第1節はFW森のハットトリックなど4得点。2戦合計7ゴールと攻撃力が高い。
S1リーグ唯一の公立校・浦和南は我慢強い堅守が持ち味。GK宮川を中心とした粘り強い守りから精度の高いロングボールを駆使してゴールに迫る。前回大会準優勝の成徳大深谷、同4強の聖望学園、立教新座などの実力校もノーシードから虎視眈々(たんたん)と頂点を見据える。
=埼玉新聞2025年4月17日付け7面掲載=
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