
出前講座でだまされないための情報リテラシーについて学んだ生徒たち=日高市旭ケ丘の県立日高高校
新聞記者らが学校を訪れ、情報リテラシーの大切さを伝える出前講座が、日高市旭ケ丘の県立日高高校で開かれた。交流サイト(SNS)が普及する中、1年生約120人が耳を傾け、情報の危うさと見極め方を学んだ。
講師を務めた本紙編集局の吉田俊一編集管理幹は、SNSの登場によって、「1億総メディア化」時代が到来したと強調。「便利になった半面、不正確な情報が発信されたり、中には詐欺やアクセスを稼ぐためにわざとうそやデマを流すケースもある」と、人工知能(AI)で作成されたフェイク動画などの実例を挙げて指摘した。
吉田氏はまた、「テレビや新聞など既存メディアは法律や倫理綱領で公共性が担保されている」と説明。新聞の製作現場の動画を流した上で、1次情報を取材し、何重ものチェックを経て、言葉の使い方にも配慮しながら作っていると語った。
さらに、ネットで情報を受ける際は①情報源が明示されているか②信頼できる個人、メディアか③根拠は示されているか―などを確認し、最終的には自分の頭でよく考えてほしいと述べた。一方で、誰もが発信者や拡散者になる可能性があるとして、「皆さん方の自覚と良識が問われている」と呼びかけた。
受講した飯島輝花さんは「問題になっているフェイクニュースや、SNSに関する犯罪などが多発していることに驚いた。リポストで拡散して罪に問われることも知った。だまされないようにしたい」。文字山翠さんは「ネットの情報は早い代わりにうそが多いというデメリットがある。新聞のメリットとして、うそのない詳しい情報が受け取れるのはかなり大切だと思った」と話した。
出前講座は、埼玉新聞をはじめ、朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の新聞各社が県内と東京都内で連携して取り組んでいる。
=埼玉新聞2026年3月26日付け22面掲載=
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日高高校では、全館冷暖房完備をしており、快適な環境で勉強に励むことができます。授業や朝学習、放課後等の補習、さらに基礎力診断テスト等を通じて、学び直しと基礎学力の向上、さらに発展学習に取り組んでいます。また、普通科、情報コースに分かれており、きめ細やかな授業を行っています。情報コースでは、商業科目の学習も行い幅広い資格取得を目指すことができます。
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