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「ちちぶアンバサダー」若者43人を委嘱

 秩父地域の企業の担い手不足を解消しようと、県秩父地域振興センターは25日、秩父にゆかりのある大学生や高校生ら計43人を「ちちぶアンバサダー」に任命した。43人は今後、秩父地域の企業の概要や魅力を取材し、交流サイト(SNS)を通して情報発信していく。

「ちちぶアンバサダー」の委嘱状を受け取る学生たち=25日午前、秩父市熊木町の市歴史文化伝承館

 

 県によると、人口減少や若者の地域外への流出が続く秩父地域では、地元企業の人材確保が喫緊の課題になっている。若者たちが秩父地域の企業を直接取材し、SNSで情報発信することで、企業の魅力を全国に広めることが同事業の狙い。
 アンバサダーは、ゼミなどで秩父地域の活性化事業に携わっている大学や短大計7校31人と、秩父地域の高校4校(小鹿野高校秩父高校秩父農工科学高校皆野高校)12人が務め、今後、夏休み期間などを利用して秩父地域の企業を取材する。
 25日に秩父市歴史文化伝承館でアンバサダー委嘱式が行われ、委嘱状を受け取った県立秩父高校3年の高橋咲さん(18)は「地元企業を自分の目で見て取材することで、今までとは違った秩父の魅力を発見していきたい」と意気込んだ。
 取材内容は、写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿し、秩父地域おもてなし観光公社のアカウントから発信していく。

 

=埼玉新聞2022年7月29日付け11面掲載=

 

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