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「世の中への関心育った」NIE実践発表会

 学校教育への新聞活用を進めている県NIE(教育に新聞を)推進協議会(会長・戸部秀之埼玉大学教育学部長)の実践発表会が18日、さいたま市浦和区の埼玉大学教育学部付属教育実践総合センターで開かれた。実践指定校の小中高校10校が報告。「新聞を教材として使うことで、さまざまな力がついた」「世の中への関心が育った」と報告した。

 

新聞を活用し、多面的に考察する力がついたと報告した行田市立忍中学校の渡辺開人教諭=18日、さいたま市浦和区の埼玉大学教育学部教育実践総合センター

 

 各校は提供された日刊紙8紙を使い、2年間にわたり実践。鴻巣市立田間宮小学校の新井睦啓教諭は「隔週月曜日の授業前に15分間、新聞クイズなど自作のワークシートを使い実践した。授業では学年ごとに計画的に取り組んだ」と発表した。
 熊谷市立三尻中学校の吉田和貴教諭は「国語科や社会科だけでなく各教科で新聞を使うことで、実生活につながる学びになった。英字新聞を取り、英語の先生に感謝された。新聞は最も力がつくテキスト(教材)」と話した。
 さいたま市立浦和南高校の佐々木崇教諭は「毎週1回10分間、時々に合わせた記事を読んでもらった結果、8割以上の生徒が『世の中への興味関心が高まった』と答えた。新聞は良質で信頼できる情報が効率的に得られる」と報告した。
 同日はほかに、埼玉大学教育学部付属小学校、さいたま市立大原中学校、川越市立砂中学校、三郷市立早稲田中学校、上尾市立上尾中学校、行田市立忍中学校、東京成徳大学深谷高校が発表。さいたま市の竹居秀子教育長をはじめ、県教育局市町村支援部義務教育指導課の山川喜葉課長、日本新聞協会、1年目の実践指定校、NIEアドバイザー、各新聞社の代表者らが参加した。
 竹居教育長は「新聞活用は単なる知識の習得にとどまらず、各紙を読み比べるなどの活動を通し、批判的思考力を育むことができる」と語った。

 

【26年度実践校を募集】

 教育での新聞活用を進める県NIE推進協議会(会長・戸部秀之埼玉大学教育学部長)は2026年度の実践指定校を募集している。
 指定を受けると、①日刊紙8紙(朝日、埼玉、産経、東京、日経、日刊工業、毎日、読売)を毎日1部ずつ、4カ月無償で購読できる②記者(講師)派遣、新聞社見学などで優遇③実践交流、研修の機会提供―などの特典がある。期間は2年間。実践は説明会を経て6月からの予定。
 募集は、小・中学校、特別支援学校を含む高校から計10校。公私立は問わない。「NIE実践指定校希望」とし、学校名、校長名、担当者名を明記し、事務局までEメール(nie@saitama-np.co.jp)で申し込む。3月23日締め切り。事務局で指定校を選定し、4月末までに個別に通知する。
 問い合わせは、事務局(埼玉新聞社編集局(☎048・795・9161、吉田、小谷野)へ。

 

=埼玉新聞2026年2月19日付け16面掲載=

 

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