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「少年の主張県大会」で児童生徒らが平和や社会問題への思いを熱弁

 県内の児童生徒が日頃の実践や考え、思いを力強く発表する本年度の「少年の主張埼玉県大会」(県、県教委、青少年育成県民会議など主催、埼玉新聞社など協賛)が8月31日、さいたま市浦和区で開かれ、県内3万3287点の応募の中から選ばれた小中学生、高校生・一般の部の計15人が、それぞれのテーマで熱弁した。

 

「少年の主張県大会」出場者と審査員ら=8月31日、さいたま市浦和区

 

 15人は、学校生活や日常生活を送る中で気付いたことや感じたことを、けれん味なく発表。戦後80年を踏まえて平和の尊さを訴えたり、社会問題について問題提起したり、政治的な無関心に警鐘を鳴らすなど、テーマは多彩だった。
 審査は発表内容と表現力・発表態度の合計得点で各賞を決めた。小学生の部で最優秀賞(知事賞)を受賞した安藤颯佑さん(加須大利根東小6年)は、「未来をつくるぼくたちの声を世界へ」を演題に主張。平和の尊さを語りながら、自分の意見をしっかり主張することも大事だが、他者の意見も尊重することを訴えた。
 中学生の部で最優秀賞を獲得した池田実花さん(草加谷塚中1年)は、「広がれ優しい世界」をテーマに熱弁。自身の闘病体験を通じて、一人一人が互いを認め合う「優しい世界」が広がることに願いを込めた。高校生・一般の部は、「無関心と感謝のはざまで」と題して主張した大潟佳澄さん(西武文理高2年)が最優秀賞に選ばれた。大潟さんはロシアのウクライナ侵攻を考察しながら、平和の大切さを呼びかけた。
 中学生の部で最優秀賞を受賞した池田さんは全国大会(11月16日・都内)出場の候補者となった。

 その他の受賞者は次の通り。(敬称略)
 【優秀賞(県教育長賞)】 西川和希(三郷新和小5年)竹内晴人(三郷瑞穂中3年)小柳紗弥加(筑波大付坂戸高3年)
 【優良賞(県民会議会長賞)】 伊藤愛美(春日部武里小6年)増田紅(ふじみ野東原小6年)山田柚奈(久喜清久小6年)斉藤希美(草加両新田中3年)高橋李珀(和光第二中3年)武田結葵(三郷北中3年)黄京京(埼玉栄高2年)荘世莉奈(浦和商高1年)中井優杏(和光国際高2年)
 【特別賞】
 「埼玉新聞社」増田紅▽「Humming Bird未来基金」西川和希▽「わたぼく」伊藤愛美▽「埼玉キワニスクラブ」竹内晴人▽「輝け・明るく・裕(ゆたか)に」高橋李珀▽「未来をプラスに。埼玉りそな銀行」安藤颯佑▽「ポジティブネットYMCA」中井優杏▽「テレ玉」小柳紗弥加

 

=埼玉新聞2025年9月2日付け14面掲載=

 

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