痴漢防止を呼びかける参加者ら=9日、JR大宮駅
電車などでの痴漢防止の機運を醸成するため、県警鉄道警察隊は9日、学校や鉄道事業者と協力して大宮駅周辺で啓発キャンペーンを行った。県内の高校生を含む約100人が参加し、駅利用者にチラシを配布して痴漢防止への協力を呼びかけた。
JR大宮駅構内では、痴漢撲滅を訴えるデジタルサイネージの動画放映や警察音楽隊のコンサートも実施された。
今年、チカン撲滅PR大使を務める浦和学院高校2年の赤井結衣さん(16)は「された側はすごく嫌で、相談しても被害を受けたことはなくならない。痴漢をなくすために少しでも力になりたい」と話す。さいたま市立大宮国際中等教育学校4年の田中理生(りおと)さん(15)は「一人一人が『痴漢は絶対に許さない』という気持ちで対策を考える必要がある」と話し、チラシを配布した。
鉄道警察隊によると、今年1~7月末に県内で認知した盗撮を含む痴漢関連犯罪は248件。佐藤和則隊長は「痴漢は心に大きな傷を与える卑劣な犯罪。当事者のみの問題と捉えず、社会全体で手を差し伸べ、痴漢を許さない機運が高まってほしい」と話した。
=埼玉新聞2024年9月16日付け10面掲載=
サイト内の浦和学院高校の基本情報は→こちら
学校の特徴 ~学校からのメッセージ2024~
本学では国際的な教養を身に付け、多様な文化を理解・尊重する精神を養うとともに、より平和な世界の構築に貢献する「社会人」を育成することを目的としています。2023年3月、国際バカロレア・ワールドスクールの認定校となり、2024年4月より新たに国際バカロレアコースを設置し、「国際教養の浦学」を実践すべく、国際貢献のできる人材の育成に力を入れていきます。
カテゴリー
よく読まれている記事