2024年7月3日配信
間もなく選抜基準も
埼玉県教育委員会は7月1日、「令和7年度埼玉県公立高等学校 入学者選抜実施要項・入学者選抜要領」を発表しました。
埼玉県教育委員会ホームページ
今回発表されたのは、「入学者選抜実施要項(ようこう)」と「入学者選抜要領(ようりょう)」です。
「入学者選抜実施要項」には、入試日程、出願方法、試験内容、提出書類など公立入試全般に関する情報が示されています。
「入学者選抜要領」には、選抜の具体的な手順などが細かく書かれています。
令和7年度公立入試では出願方法が、いわゆる「インターネット出願」に変わります。前年度までは試行という形でいくつかの学校で試験的に行われていましたが、令和7年度入試では全県全校に拡大されます。
また、それに関連して入学許可候補者の発表(いわゆる合格発表)も、従来のような学校掲示等はなくなり、一人一人の受検生が各校サイトで受験番号・IDを入力し、個別に確認する形に変わります。
入試の内容や選抜の仕方については特に大きな変更はありません。
今回発表された「要項」「要領」は重要な発表ではありますが、これを理解しないと受験勉強が始められないというものではありません。また、これによって皆さんの勉強の仕方を変えなければならないというものでもありません。皆さんは、これまで通り受験勉強を進めてください。
ただ、受験が迫って来ると、細かな点がいろいろと気になってきます。その際は、「要項」「要領」を読んでみると、ほとんどの疑問は解決します。今すぐ読む必要はありませんが、疑問が生じた時などにすぐに見られるようにしておくといいでしょう。
なお、間もなく(7月中旬)「各高等学校の選抜基準」が発表されます。これからの勉強の方針を考えたり、志望校を決めたりする際に参考になる内容なので、こちらはしっかり見ておきましょう。発表があり次第、このサイトでも解説記事を掲載します。
翌7月2日には「県立学校の活性化・特色化方針」も発表されました。
入試に直接関係するものではありませんが、各校の特色などがコンパクトにまとまっているので必要に応じて利用しましょう。
埼玉県教育委員会ホームページ
(教育ジャーナリスト 梅野弘之)
=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=
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