2024年6月21日配信
新規プログラムが始動
6月18日、東京成徳大学深谷高校の「塾対象入試説明会」が、埼玉グランドホテル深谷で行われました。翌日には本校でも行われ、日程を選んで参加でき、本校なら在校生の普段の姿を見ることができました。
昨年度就任した石川 薫(かおり)校長先生は、長年にわたり埼玉県の県立高校の教育行政に携わった方で、数々の改革に取り組んで来られました。同校は、昨年創立60周年を迎え、石川校長の着任2年目となった今年度、いよいよ大きな改革に乗り出しました。
従来から進学コースの中に伝統の「保育系」クラスがあり、将来、保育士や幼稚園教諭を目指す生徒が学んでいましたが、来年度から「子ども教育系」としてリニューアルし、小学校教諭も目指せるカリキュラムに再編します。音楽演習に加え英語演習も取り入れ、深谷市内の小学校と連携して実習なども行います。小学校教諭になった本校卒業生が多いこと、系列大学に「子ども学科」があること、そして小学生教諭が不足している昨今の状況から、保育士、幼稚園教諭だけでなく、多くの生徒が小学校教諭も目指して欲しいという想いが込められています。
また、新たな取り組みとして、今年度文部科学省の「DXハイスクール*」の指定校となり、補助金を得てICTを活用し、探求的学びや課題解決に挑戦します。さらに、「NIE実践研究指定校*」となり、新聞を活用して社会への関心を高め、様々な考えを深めていきます。そして、これらの取り組みを生かして、従来の総合的な探求の時間を、同校独自の「SEITOKU探求」へ改編し、城西大学や深谷市等と連携し地域社会の様々な課題解決に取り組み、また、JICA(国際協力機構)の協力のもと「SDGs」について学びます。
今までの伝統を大切にしながら、数々の新たな取り組みがスタート、パワーアップした「成徳深谷」の姿が現実となるでしょう。(文・宮崎文雄)
*「DXハイスクール」…高校段階でデジタル技術と理数分野の教育を強化するプログラム
*「NIE」…新聞を教材として活用する活動(新聞協会が指定)
※このシリーズでは、塾の先生方はじめ教育関係者向けに開催された学校説明会についてレポートします(埼玉新聞社高校受験ナビ編集部)
=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=
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