2024年6月18日配信
代々受け継がれてきた「なでしこの心」
6月13日、久喜高校の「塾の先生向け学校説明会」に行ってきました。
今春に同校の校長に赴任した鎌田勝之先生は、冒頭のあいさつの中で「伝統が受け継がれている学校」と久喜高校の印象を語っておられました。その中でも「なでしこの心」が同校を象徴するものと語っておられました。
なでしこが持つ「優しく思いやりのある心」、そして「困難にもくじけず何事にも頑張る心」、この2つをなでしこの心といい、創立以来受け継がれてきているそうです。
この「なでしこの心」ですが、実際に進路や学習、そして部活の面でも表れてきているように感じました。
進路の面では、女子高ということもあり、女子大への進学や医療系(特に看護系)や児童教育・幼児教育・保育などへの進学者が多いとのことでした。そういった進路選択の傾向に合わせ、夏期課外授業では「看護医療系の国語」や「看護医療系の英語」など、「看護」を冠した講座も多く見受けられます。
伝統校ということもあり指定校推薦などの枠も多く、これらを利用した進学や総合型選抜で大学に進学していく生徒さんが多く、今春は卒業生の96%が大学・短大・専門学校などに進学するなど、高い進学率となっています。
学習の面では、埼玉県の環境整備基金を活用し、各教室に電子黒板を設置したほか、学習室への個別ブースも今秋には設置予定と、学習環境が整いつつある印象を受けました。また学習室での自習の他、図書室や多目的室なども自習で利用できるとのことで、学習に打ち込める環境となっています。
今回の説明会では、第1部と第2部の間に授業見学がありましたが、どの教室でも、しっかりと学習に向かう生徒さんたちの様子を見ることができました。また見学の終わりころ、ちょうど休み時間と重なり、何人かの生徒さんと廊下ですれ違いましたが、皆さん明るく挨拶をしてくれたのもとても印象的でした。
また、バスケットボール部やバレーボール部などが関東大会、登山部がインターハイに出場するなど、部活動でも活躍が見られます。
久喜高校は「静」と「動」が入り混じる学校、そんな印象を受けました。
久喜高校では7月13日(土)に第1回学校説明会が行われるとのことです。久喜高校ならではの魅力や雰囲気をぜひ皆さんも体験しに出かけていただければと思います。(文・根岸孝之)
※このシリーズでは、塾の先生方はじめ教育関係者向けに開催された学校説明会についてレポートします(埼玉新聞社高校受験ナビ編集部)
=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=
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