女子57㌔級 新井(埼玉栄)初の栄冠
全国高校総体(インターハイ)第13日は9日、愛媛県武道館などで行われ、柔道女子個人戦は57㌔級の新井心彩(埼玉栄)が決勝で白金未桜(長野・佐久長聖)を下して初優勝を飾った。
光った判断 会心一本
女子57㌔級で初の栄冠に輝いた埼玉栄の新井心彩=愛媛県武道館
柔道の女子57㌔級決勝は、新井が一本勝ちで白金を下し、初の栄冠に輝いた。「勝った瞬間、お世話になった人の顔が次々に浮かんだ。本当にうれしい」とにんまり。
準決勝まで多種多様な技で勝ち進んだ。決勝は「相手との間をつくると担がれる。引き付けて自分の柔道を」と、持ち味の腰技につなげるため果敢に攻めたが、警戒されてなかなかつかみ切れない。「相手は自分が前に崩すと読んでいる。後ろだ」と背中の帯を捉えると一気に後ろに倒し、一本。相手の裏をかく一瞬の判断が光った。
7月の金鷲旗から〝笑顔〟を意識してきたという。「きついと思ったらきつい。でも笑顔なら頑張れる」。試合開始の合図とともに表情を和らげて臨み、冷静に貫いた己の柔道と笑顔で日本一を手にした。
距離を取られた
女子52㌔級の川原(埼玉栄)
身長を生かした柔道を目指したが、距離を取られた。相手のペースで思う通りにいかなかった。ベスト4に入れず悔しい。
=埼玉新聞2022年8月10日付け7面掲載=
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