2022年2月4日配信
令和4年度埼玉県公立高校入試
今回は倍率情報の調べ方についてお伝えします。
公立入試では、いったん願書を提出した後、一回だけ志願先変更ができます。倍率次第では志願先を変えようかと考えている人も多いでしょう。
ただし、志願先変更までの期間は非常に短くなっています。そこで、埼玉県教育委員会では、途中経過をインターネットや電話で確認できるシステムを用意しています。
◆「彩の国さいたま公立高校ナビゲーション」での情報確認
志願者数・倍率の途中経過は「彩の国さいたま公立高校ナビゲーション」というサイトで確認できます。
画面左のMENU(メニュー)から、「入学者選抜情報」に進んでください。情報が発信されるのは、2月14日(月)14:30以降となります。
情報発表のスケジュールは次のとおりです。
14日14:30~15日正午
※14日は受験生本人持参による出願1日目です。
15日14:30~17日15:30
※15日は受験生本人持参による出願2日目です。
出願締め切りは15日正午となっていますので、この段階での数字は実質的には出願時における最終情報となります。
ただし、多少の誤差が発生する可能性もありますので、15日18時ごろ発表される予定の「入学者選抜志願者数」で確認しましょう。こちらは埼玉県教育委員会ホームページ<令和4年度入試情報(令和4年2月実施)>で見てください。
なお、当サイト「埼玉新聞社高校受験ナビ」でも、分析記事等を掲載する予定です。
◆志願先変更方法の事前確認
志願先を変える可能性のある人は、その手順について今のうちに確認しておきましょう。
15日に倍率が発表され、中一日おいて17日から手続きが始まるので、非常にあわただしいスケジュールとなります。詳しくは「入学者選抜実施要項」に記されていますが、いくつかの書類が必要で、そのために中学校に行き、次に最初に出願した高校に行き、最後に変更する高校に行かなければなりません。ですから、手順はあらかじめ頭に入れておきましょう。
◆志願先変更を考えている人へ
倍率を見て志願先を変更するのは、あまり好ましくないという意見もあります。
たしかに、一番行きたい学校を受けるのが理想ではありますが、ここまで来たら、行きたいという希望より、入れるかどうかの可能性に重きを置く人がいてもいいでしょう。埼玉県教育委員会が倍率の途中経過を発表しているのも、そういった人たちへの配慮だと考えられます。
前述したように、変更期間は短いので、じっくり考える時間がありません。今のうちに、さまざまなケースを想定し、どのような場合にどう行動するかを考えておくことをお勧めします。
(教育ジャーナリスト 梅野弘之)
=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=
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