埼玉新聞社 高校受験ナビ

【埼玉県内大学合格実績ランキング】国公立現役合格率編

2021年10月8日配信

2021年3月卒業生

国公立現役合格率ランキング

総数では浦和、現役のみでは大宮がトップ

 

埼玉新聞社では令和3年5月から6月にかけて県内公私立各校に対し大学進学実績等に関するアンケート調査を実施しました。

 今回はその中から国公立合格者数、国公立現役合格率の上位校を紹介します。

 

◆ランキング表の見方

 このランキングはアンケート調査に基づいています。各校がホームページ等で発表しているデータとは多少異なる場合もあります。

 今回は、現役と浪人を合わせた国公立総合格者数、現役のみの合格者数、それに現役合格者数を卒業生数で割った現役合格率の3つを調べました。

中高一貫校の場合、卒業生数・大学進学者数は高入生と一貫生の合計です。

 ○印は市立高校、★印は私立高校です。

 一部、現役浪人の内訳が不明な学校もあります。

 国立の大学校(防衛大学校など)を国公立合格者に含めている学校と、それらは省いている学校がありますが、基本的には学校発表どおりとしています。

 

◆現役浪人合わせた総数では浦和がトップ

 現役と浪人を合わせた総合格件数では浦和が231人でトップです。この中には東大46人をはじめ難関国立大学が多数含まれます。前回記事で触れたように浪人比率が高いのが浦和の特徴です。(難関国公立の合格実績については次回の記事で発表する予定です)。

2位は大宮、3位は栄東で、ここまでが200人超えです。

以下、公立では川越浦和一女春日部市立浦和、私立では開智が150人超え、また、公立では熊谷川越女子越谷北不動岡、私立では大宮開成が100人超えです。

公立では所沢北、私立では星野春日部共栄昌平などが3ケタに迫っています。(ランキングは30人以上としました)

 

◆現役のみでは大宮がトップ

 現役のみのランキングでは上位の顔ぶれは変わりませんが、総数のランキングとは順位が入れ替わります。

 現役のみでは174人の大宮がトップで、唯一の150人超えです。

 総数ランキングと比べると市立浦和(8位→4位)、大宮開成(9位→6位)、星野(15位→12位)といった上昇例が見られる一方、川越(4位→7位)、熊谷(10位→15位)といった下降例も見られます。

 (ランキングは20人以上としました。なお、栄東は現役浪人の内訳が不明のため含まれません)

 

◆現役合格率では開智未来など浮上

 合格件数(のべ人数)の統計では、卒業生数の多い学校(規模の大きな学校)が上位に来やすいということから、現役合格件数を卒業生数で割った現役合格率を算出してみました。

 大宮は卒業生の半数近くが、浦和、市立浦和、浦和一女は3分の1以上が現役で国公立に合格しています。

 ここでも上位の顔ぶれはそれほど変わりませんが、順位変動が見られます。

現役のみの合格数ランキングと比べて上昇が目立つのは、浦和明の星女子(28位→13位)、開智未来(27位→15位)、城西川越(33位→18位)などで、いずれも卒業生数が200人以下です。逆に卒業生数が約800人と多い星野(12位→28位)のように大きく順位を下げる例も見られます。

(ランキングは10%以上としました)

 

 次回は国公立の中でも難関と言われる旧帝大などの高校別合格者ランキングを掲載する予定です。

 

(教育ジャーナリスト 梅野弘之)

 

=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=

 

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