男子短距離 3冠目指す富樫(武南)
陸上の県学校総体高校は11日から4日間、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で男女計41種目が行われる。各種目とも上位6位(競歩、混成、女子の棒高跳び、三段跳び、ハンマー投げは4位)までが、四国(陸上=8月3~7日・徳島)で開催される高校総体の最終予選になる北関東大会(6月17~20日・栃木)に出場する。好記録が期待される選手を中心に展望した。
男子800 小瀬(川口市立)も期待
女子三段跳び 田中(松山女)が本命
男子は100、200㍍の富樫竜輝(武南)が最有力。南部地区大会でともに大会新を記録し、400㍍リレーを加えた3冠を目指す。800㍍の小瀬堅大(川口市立)は昨年の全国高校総体で8位に入賞し、今大会も好記録に期待。5000㍍は、小山翔也、久保田琉月、吉田蔵之介の埼玉栄勢が独占しそうだ。
砲丸投げの益井晴輝(西武台)は、地区大会で14㍍87をマーク。今大会は円盤投げとの2種目制覇を狙う。走り高跳びは、昨年の全国中学大会(全中)で優勝した1年生の清水情太郎(武南)が地区大会で1㍍96をマークし、さらに記録を伸ばしそうだ。
女子では三段跳びの田中美憂(松山女)が昨年10月のU18(18歳以下)陸上大会を12㍍79の大会新で制した逸材で、全国でも上位を狙える。
七種競技は、四種競技で県中学校記録保持者の阿部友(松山女)が他をリードしている。赤堀空来(昌平)、水野泰葉(伊奈学園)が各地区大会で4000点越えを記録し、レベルが高い争いになるだろう。昨年の全中で女王に輝いた走り高跳びの高橋美月(埼玉栄)は、中学時代に1㍍72をマークするなど、期待の1年生だ。
=埼玉新聞2022年5月11日付け7面掲載=
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