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こども教育委員会初開催 校則の在り方考える

こども教育委員会で、校則について自分の意見を述べる高校生ら=14日午後、県庁

 

 県教育委員会は14日、若者の意見を尊重し、県の施策に反映することで、若者の視点に立った取り組みを推進しようと、日吉亨教育長が県立高校に通う生徒から意見を聞く「こども教育委員会」を県庁オープンデーに合わせて初めて開催した。6校から9人の生徒が参加し、「校則の在り方」をテーマに、自分の学校の校則について疑問や希望を日吉教育長に直接伝えた。
 生徒たちは、自校の校則や自分の考えを発表し、スマートフォンの使用や、服装・髪形など身だしなみの整容規定における各校の校則の違いなども共有。「自由な環境は差が生まれる。ルールがあることで判断基準ができる」として、校則の必要性を理解しつつも、「社会や生徒の考え方も変わっているのに、校則が昔のままなのはどうなのか」と疑問を示した。
 和光国際高校生徒会長の石黒杏奈さん(17)は「生徒と先生で話し合える環境が必要。特に整容規定に関心のある生徒は多いし、社会に出た時の見られ方を学校で学べると良い」と振り返った。
 日吉教育長は「生徒にも先生にもそれぞれ立場があり、納得はできなくても理解して折り合う部分があるのでは。有意義な話を聞くことができたので、今後の参考にしていきたい」と話した。

 

=埼玉新聞2025年11月15日付け14面掲載=

 

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学校の特徴~学校からのメッセージ2025~

和光国際高校は、装い新たに、令和8年4月に開校します。「国際感覚を身に付け、国内外で活躍できる人間の育成」に向け、普通科(6クラス)及び県立高校で唯一国際科(2クラス)を設置する学校として、地球規模の課題の探究活動に取り組み、国際理解教育の更なる充実を図ります。多種多様な語学教育プログラム学習、短期海外研修や国際交流活動の充実、55分授業(33単位)の実施で、皆さんを大きく成長させる学校へと進化します。

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