心動かす紹介どれ?
さいたま市立図書館11館で開催している市立高校POPバトル=5日、浦和区の中央図書館
さいたま市図書館では30日まで市立高校生によるPOPバトルを開催している。「市子ども読書活動推進計画」の取り組みの一環。バトル形式にすることで中高生がより本に関心を持ち、読書意欲を高めてもらうのが狙いで今回で8回目を迎えた。一番、人の心を動かしたメッセージは?
POPとは図書館や書店で本の横に置かれている手書きのメッセージカードのこと。浦和、浦和南、大宮北の市立高校3校と市立大宮国際中等教育学校の計4校の生徒が読んでほしいお勧め本12冊のオリジナルPOPを作成した。
特設コーナーを設けて展示しているのは市立図書館11館(中央、北浦和、東浦和、大宮、大宮西部、春野、与野、岩槻、北、桜、武蔵浦和)。中央図書館資料サービス課によると、反響が大きく、昨年の5館から開催規模を拡大したという。投票は図書館を訪れ実際に見てシールを貼るほか、ウェブからも可能。最も読みたい気持ちにさせたPOPの上位3作品を決定し、10月末に発表する予定。昨年は過去最高の計3932票が投じられ、市立浦和高校の生徒が1、2位を占めた。
本の魅力を端的に分かりやすく伝える中で、個性や多彩な表現力が光る。中央図書館の担当者は「本の人気に関係なく、心を動かされたPOPにぜひ投票してほしいし、高校生がどういう本を読んでいるのかもたくさんの人に見て知ってほしい」と呼びかけた。
問い合わせは、同館(☎048・871・2100)へ。
=埼玉新聞2025年9月11日付け10面掲載=
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