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ジブリ背景画家の福島・富岡町をテーマにした企画展 9月1日まで

原爆や核問題考えて

 杉戸町の生涯学習センター「カルスタすぎと」で9月1日まで、友好都市の福島県富岡町をテーマにした平和企画展「富岡への想い ~あの日から未来に向かって~」が開かれている。スタジオジブリ作品の背景画家として活躍する男鹿和雄さんが描いた風景画など15点を展示している。

 

男鹿和雄さんが描いた風景画が並ぶ平和企画展「富岡への想い ~あの日から未来に向かって~」=杉戸町のカルスタすぎと

 

 東京電力福島第1原発事故で被災し、復興に取り組む富岡町の姿を通じて、原発や核問題について考えてもらうのが狙い。担当の町住民協働課は「富岡町の状況を町民に伝えようと初めて企画した。平和について考えるきっかけになれば」と話す。
 男鹿さんが挿絵を担当した詩画集「第二楽章 福島への思い」から、富岡町をモチーフにしたイラストを展示。繊細なタッチで描かれているのは、町を象徴する桜並木やろうそく岩、津波後の田畑、さまよう牛に加え、震災当時に杉戸町長が派遣した避難バスも含まれている。
 会場では、核開発や核実験による被爆者の証言や当時の状況をまとめた「世界のヒバクシャ展」も同時開催している。31日午後1時からは東京都立第五福竜丸展示館の学芸員安田和也さんによる基調講演「第五福竜丸被災70年、世界の核被害を考える」も行われる。定員250人。
 地元の私立昌平高校の生徒らも展示の運営をサポートしている。受付を手伝っていた2年生の伊藤由衣さん(16)は「世界では今も戦争が起きているが、少しでも早く終わって平和になってほしい」と話した。
 入館無料。月曜休館。問い合わせは、町住民協働課(☎0480・33・1111、内線287)へ。

 

=埼玉新聞2024年8月16日付け10面掲載=

 

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「手をかけ 鍛えて 送り出す」の教職員モットーのもと、「学力」と「人間力」を育成します。生徒がいかに多くの成功体験を持ち、達成感を得られるかを昌平高等学校の教職員はつねに考えています。学習、部活動、文化活動、学校行事など、様々な場面で生徒ひとりひとりに活躍の場を与え、成功に導くことが教職員の使命です。そして、生徒が将来の夢を叶えられるように、進学目標に応じて、教職員は一丸となってサポートしています。

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