ピザ窯で試し焼きを行う大宮工業高校の生徒ら
県立大宮工業高校は、不要になったドラム缶を使ったピザ窯を製作し、体験施設「加須げんきプラザ」に寄贈した。専門高校の技術を生かし地域と一体となって取り組みを行う「マイスター・ハイスクール」の活動の一環。贈呈式では完成したピザ窯を使って調理したピザを試食した。無事に焼きあがると、生徒から歓声が上がった。
ピザ窯は金属加工などを学ぶ機械科の3年生10人が製作。生徒自らが採寸や加工を行い、広島蓮さん(18)は「熱が伝わりつつ、煙が逃げるようにするのが難しかった」と振り返った。安藤波琉道さん(18)は「活用できるドラム缶にも限りがあり、無駄にしないように慎重にシミュレーションを行った」と工夫を話した。
体験施設では以前からドラム缶ピザ窯を利用したピザの手作り体験が行われていたが、老朽化が進んでいた。同施設の今井久典所長は「利用者に製作経緯を話すなど、大切に活用します」と感謝した。新たなピザ窯は来年から体験に実用される見通しで体験の申し込みや詳細は「加須げんきプラザ」の公式サイトへ。
=埼玉新聞2022年12月16日付け6面掲載=
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