男子 県王者 埼玉栄4位
女子 栄、5位決定戦に勝利
県内外の男女各12チームによる高校年代のバスケットボール大会・埼玉カップ2025の最終日は6日、深谷ビッグタートルなどで男女の順位決定トーナメント計24試合が行われた。男子の埼玉栄は3位決定戦で帝京長岡(新潟)に62―78で敗れて4位となった。
男子の正智深谷は7位決定戦で市船橋(千葉)に83―65で勝利した。同埼玉選抜は9位決定戦で福島商を73―54で下した。
女子は、埼玉栄が5位決定戦で東海大諏訪(長野)を67―45で退けた。昌平は7位決定戦で東京成徳大高に65―61で勝利。久喜は10位、埼玉選抜は11位だった。
粘り強く好感触つかむ
男子3位決定戦 帝京長岡―埼玉栄 第1クオーター、埼玉栄の後藤(1)がシュートを放つ
男子の埼玉栄が県王者のプライドを示した。準決勝、3位決定戦ともに昨冬のウインターカップ出場校を相手に粘り強く戦った。小野監督は「タフな試合が続いたが試合の中でアジャストする力はかなりついてきた」と感触をつかんだ。
帝京長岡との3位決定戦は序盤から激しく体がぶつかった。攻守の切り替え速度や技術は互角だったが「守りの熱量が足りなかった」と主将の後藤。大会直前に193㌢のセンター・ハイレマリヤムをけがで欠き、ゴール下を優位に運ばれた。
今大会は予選リーグを含め1勝4敗。しかし、選手たちは結果を悲観せずに強豪と戦える手応えを感じていた。後藤は「どんな相手でも自分たちの気持ち一つ。やる気とモチベーションは高い」と自信をつけて再び埼玉の頂点を狙う。
底上げ図り一丸に
男子7位 正智深谷
男子7位決定戦 市船橋―正智深谷 第2クオーター、正智深谷の出村(右)がドリブル突破を図る
男子の正智深谷はチーム一丸で戦い抜いた。2日目は初戦の土浦日大に惜敗すると、直後の7位決定戦は控え選手を多く起用。成田監督は「全体の底上げを図った。バスケットはまだまだ徹底できる」と振り返った。
伝統のチームディフェンスは健在だった。思惑通りにロースコアの試合ができる一方、エース加藤の不在で得点力不足に苦しむ。佐々木は「先発の5人以外の6、7人目がもっと頑張らなければいけない」と奮起した。
現チームの課題は「徹底力」。今大会は4勝1敗と全国の強豪と戦える地力の高さを示した。練習から一つ一つのプレーにこだわりを持ち、再び県の頂点に君臨する。
9校から15人 9位に充実感
男子埼玉選抜
9校から15人の代表が集まった男子の埼玉選抜は順位決定トーナメント2連勝で9位となった。主将の高見沢(昌平高)は「試合を重ねるごとにチーム力が上がった」と充実感をにじませた。選手交代時は全員とハイタッチを交わし、好プレーは拍手で盛り上げた。
普段は全国レベルの相手と対戦が少ない学校の選手たちは、短い時間で多くを吸収した。前川(埼玉平成高)は「強いチームは必ず突出した強さがある。今大会の経験を生かしてチームを強くしたい」と学びを還元する。
=埼玉新聞2025年4月7日付け11面掲載=
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