夢舞台「声援が力に」
熊谷市の小林哲也市長(左)を訪問した内田美咲選手=6日、熊谷市宮町の市役所
パリ五輪に出場した熊谷市出身の内田美咲選手(26)=自衛隊=が6日、同市宮町の市役所を訪れ、小林哲也市長に大会の報告を行った。
内田選手は近代五種の女子代表となり、初めての五輪に挑んだ。あいさつした内田選手は、「夢の舞台に立てて光栄。皆さんの温かいご声援が力になり、最後まで戦い抜けた」と感謝。小林市長は「世界最高峰のオリンピック出場お疲れさまでした。市民にとっても、活躍は大きな励みになる」とねぎらった。
市立星宮小学校(現市立成田星宮小学校)から市立熊谷東中学校を経て春日部共栄高校に進んだ内田選手は、高校時代は競泳選手だった。勧誘され卒業後に入った自衛隊で、近代五種へ転向。五輪では、各組上位9人の計18人で争う決勝進出はならなかった。チームメートで男子の佐藤大宗選手が、この競技では日本人初の表彰台となる銀メダルに輝き、内田選手は「悔しさがある。今後は練習を続けながら決めていきたい」と現役続行に含みを持たせた。
=埼玉新聞2024年9月13日付け13面掲載=
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