昌平高校 桜井ユウヤ(ロッテ4位)
チーム勝たせる選手へ

指名あいさつ後、ロッテのサブロー新監督のサイン色紙とドラフト会議の球団パスを掲げる昌平高の桜井ユウヤ内野手=29日午後、杉戸町の同校
ロッテから4位指名を受けた昌平の桜井ユウヤ内野手は29日、杉戸町の同校で榎康弘アマスカウトディレクター、菅野剛士スカウトの指名あいさつを受けた。「今からできる準備をして、チームを勝たせる選手になりたい」と表情を引き締めた。
桜井は1年春から主力として活躍。高校通算49本塁打を放ち、右の長距離砲として注目を集めている。担当の菅野スカウトは「今年の高校生では一番振れて、角度のある打球が魅力。経験を積んで打撃で貢献してほしい」と期待を込めた。
憧れの選手は米大リーグのパドレスに所属するタティス。「舞台を問わず結果を出せる」と2021年のナ・リーグ本塁打王を尊敬する。「ロッテは(声援で)すごく力をもらえる球団」。熱狂的な応援を力に、プロの舞台でも1年目からの活躍を目指す。
浦和学院高校 藤井健翔(巨人6位)
夢与える立場になった

巨人の大場スカウト(左)からドラフト6位指名のあいさつを受ける浦和学院の藤井健翔内野手=29日、さいたま市緑区
巨人から6位指名された浦和学院の藤井健翔内野手は、さいたま市緑区の同校で織田淳哉アマチュアスカウトチーフ、大場豊千スカウトからあいさつを受けた。阿部慎之助監督のサインが入ったドラフト会議のパスを受け取った藤井は「プロ野球から夢をもらっていたが、夢を与える立場になった」と表情を引き締めた。
ドラフト会議から6日がたったが「まだ自分が東京ドームでプレーするのが想像できない」と苦笑い。指名を受けた後の練習ではいっそう力が入り、「ほっとしたのと練習とで疲れた1週間だった」と胸中を明かした。
大場スカウトは「岡本和真のような選手になってもらいたい」と大リーグ挑戦を表明している主砲の名前を挙げ、新戦力に期待をかけた。同じ右投げ右打ちの三塁手の藤井は「日本を代表するスラッガーになる」と堂々と宣言した。
=埼玉新聞2025年10月30日付け19面掲載=
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