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プロ野球ドラフト会議 吉野(昌平高)楽天1位

県関係ではほかに3人が指名受ける

 

楽天から1位指名を受け、黒坂洋介監督(右)と喜びをかみしめる昌平高の吉野創士外野手=11日、杉戸町の同校

 

  プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)は11日、東京都内のホテルで開かれ、吉野創士外野手(昌平高)が東北楽天から単独で1位指名を受けた。吉野は「自信がなく不安な気持ちで過ごしていたが、思っていたより早い順位でうれしかった。ここまで育ててくれた家族に感謝したい」と喜んだ。

 千葉県出身の吉野は高校通算56本塁打を記録した右の長距離砲。1年次から主力として活躍し、昨秋はチームの県大会初優勝に貢献。今夏も県で準優勝した。昌平高からプロ野球選手が誕生すれば、初めての快挙となる。
 埼玉西武は大学ナンバーワン左腕の呼び声高い隅田知一郎投手(西日本工大)を1位で指名。広島、巨人、ヤクルトの計4球団が競合した抽選で、飯田光男球団本部長が当たりくじを引いて交渉権を獲得した。

 そのほか県関係では、花咲徳栄高の味谷大誠捕手が中日の4位指名を受けた。大阪府出身の味谷は強肩と俊足、打撃技術を併せ持ち、同校野球部の指名獲得は7年連続。本庄東高出の最速150㌔左腕・桐敷拓馬投手(新潟医療福祉大)は阪神の3位指名、花咲徳栄高出の長谷川威展投手(金沢学院大)は日本ハムの6位指名を受けた。

 

=埼玉新聞2021年10月12日付け1面掲載=

 

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