ポスターで薬物乱用防止　小中高の入賞決まる

最優秀賞に選ばれた高校生の部・出口采さんの作品

　低年齢化する薬物乱用の根絶と危険性を広く呼び掛けようと、県内の小中学生・高校生に公募した「令和５年度薬物乱用防止啓発ポスターコンクール」（県、県薬剤師会主催、埼玉新聞社など後援）の入賞作品が決まった。
　最優秀賞は小学生の部で新谷麻夏さん（さいたま市立仲本小６年）、中学生の部で田村華蓮さん（川口市立戸塚西中２年）、高校生の部で出口采さん（県立川口東高３年）が選ばれた。
　今回で１８回目。今年は小学生の部１０４６点、中学生の部１７３０点、高校生の部８５点、計２８６１点の作品が寄せられた。
　県薬剤師会の斉藤祐次会長は「今年も多くの児童生徒の皆様から応募があり、制作の過程で薬物乱用防止について考えていただくことができた。今後、優秀作品を使った啓発資材を薬局等で配布し、さらに多くの県民の皆様にも薬物乱用防止について考えるきっかけとなるように働きかけていきたい」と話している。
　表彰式は、１１月３日の第２９回県薬剤師会学術大会（県県民健康センター）で行われた。
　そのほか、優秀賞は次の通り（敬称略）。
　▽小学生の部・染谷天鯉（春日部市立川辺小６年）高橋七緒（久喜市立三箇小６年）前澤咲弥（春日部市立立野小５年）▽中学生の部・貝塚友梨（鶴ヶ島市立富士見中２年）大野衣智楓（熊谷市立三尻中３年）飯塚美澄（深谷市立上柴中１年）▽高校生の部・蓮池乃亜（県立朝霞西高３年）

＝埼玉新聞２０２３年１２月９日付け１０面掲載＝