学生ら草刈り作業に汗
熊谷市ムサシトミヨをまもる会(江守和枝会長)の保護活動を支援しようと大宮国際動物専門学校国際海洋飼育学科1、2年生20人と筑波大附属坂戸高校2年生4人、県立鴻巣高校3年生1人が草刈りのボランティアに参加した。大宮国際は数年前から同会と事業連携契約を結び、体験授業の一環として年2回、来熊している。
ムサシトミヨの生息する元荒川の草刈りをする学生たち
この日の気温は31度。生息する地元荒川730㍍の川岸は、人の背丈ほどに茂った雑草で手ごわい。刈った草は45㍑のゴミ袋40袋になった。
また、水温は15度ほどだが、川底にたまった家庭排水によるヘドロに足を取られ重労働だった。玉のような汗を流しながら作業していた池田将輝さん(18)は、「貴重な魚の保全活動に関われ誇りに思います」。将来、水族館で働きたいという石川千愛さん(18)は、「思ったより重労働で、会の皆さんのご苦労が分かりました」と話していた。所沢から来た宇津木駿之介さん(17)は、「水質がきれいで安定している川を守っていきたい」とにっこり。
江守会長は「若い力で環境を維持してくれて本当に頼もしい」と話していた。
=埼玉新聞2022年9月8日付け11面掲載=
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