講演するトヨタ自動車シニアフェローの大塚友美氏=12日、県立杉戸高校
杉戸町清地の県立杉戸高校(松本剛明校長)は12日、1年生を対象としたスタートアッププログラムの一環としてトヨタ自動車シニアフェローの大塚友美氏を招き、「リーダーシップ育成講演会」を行った。
スタートアッププログラムは、2022年度から中学校と高校の学びの違いや意識向上を目的に入学直後の時期に実施。新1年生279人が見守る中、大塚氏は自身の経験や世界のリーダー企業である同社の取り組み事例を挙げながら、「リーダーは何かを創造する、変革するために必要。なろうと思ってなるものではなく、ふと振り返ると共感する人がついてきているのが真のリーダー」と話した。
リーダーの素質を身に付けるために、「自分自身がやりたいことや目標に向かって全力で頑張ることが第一歩」と指摘。また、リーダーはスーパーマンである必要はなく、自信のない人ほど努力
すると指摘した上で、「リーダーに必要なのは自分以外の誰かのためにという気持ち。まずは高校生活の中で自分の興味あること、打ち込めることを見つけて」と激励した。
同校は昨年12月、行田市にあるものつくり大学と高大連携協定を結んであり、大塚氏が同大の理事を務めていることから今回の講演会が実現した。
=埼玉新聞2024年4月18日付け8面掲載=
サイト内の杉戸高校の基本情報は→こちら
学校の特徴~学校からのメッセージ~
【躍動・敬愛・誠心】の校訓のもと、新しい取り組みを続ける。授業は55分カセット方式で、土曜授業なしで週33単位を確保。教育課程は大学受験対応。入学直後に2日間行う「スタートアッププログラム」で、高校の深い学びへの意識改革を実施。特に2日目の「英語しか使えない杉戸高校」は、世界各国より外国人講師40名以上を集め、異文化理解とコミュニケーション能力の向上で人気。SDGs探求も奥が深く、楽しい。
カテゴリー
よく読まれている記事