「自己ベストで決勝へ」
こいのぼりを持って世界選手権に向け意欲をみせる背泳ぎの松山陸選手(左)。右は角田守良市長=22日午後、加須市役所
水泳の世界選手権代表権をかけた3月の日本選手権で、男子100㍍背泳ぎと50㍍背泳ぎで優勝、代表になった加須市出身の松山陸選手(23)が22日、加須市役所を訪れ、角田守良市長に世界水泳の代表決定を報告した。「7月の世界水泳では自己ベストで決勝に入る」と意欲を話した。
松山選手は騎西小学校、騎西中学校、春日部共栄高校、明治大学と歩み、現在、ガスワン・サイサンに所属する。日本選手権の100㍍背泳ぎは53秒99、50㍍背泳ぎは24秒92だった。松山選手は「100㍍背泳ぎは、後半少し失速し、自己ベスト(53秒72)に届かなかった」と分析した。
松山選手は、2024パリ五輪の競泳混合400㍍メドレーリレーに出場。8位入賞に貢献している。次なる目標は、3年後のロサンゼルス五輪に出場してメダルを獲ること。世界選手権は今年7月27日から8月3日までシンガポールで開かれる。ロス五輪に弾みをつけたいという。
松山選手は「最終目標は、入江陵介さんが持つ100㍍背泳ぎの日本記録52秒24の更新。ロス五輪までは、日本新も視野に入れている」とも。「日本選手権の100㍍背泳ぎは、前半はいつもより速いペースで泳げた。練習を重ねれば、後半も速く泳げると思う」と可能性を分析した。
角田市長は「パリ五輪後、松山選手には加須の小学校、中学校で凱旋(がいせん)報告をしてもらった。子どもたちからもたくさんのエールをもらったと思う。松山選手は、加須の子どもたちの希望の星でもある。さらに輝いていただきたい」とエールを送った。
歓談では、松山選手が世界選手権の出場を決めた日が3月23日で、「加須市民の日」だったことが話題になった。角田市長が「3月23日は、加須市合併15周年記念式典を行った」と話すと、松山選手は「加須市の後押しを感じる」とにっこり。記念撮影では、同市のシンボル・こいのぼりを持って「加須市」をアピールした。
=埼玉新聞2025年4月24日付け9面掲載=
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