五輪メダリストの田中兄弟が児童生徒らに体操指導

体操を通じて小中学生と交流を深める田中和仁さん（右）、佑典さん（左）＝４日午後、杉戸町立杉戸中学校

　体操五輪メダリストで有名な田中兄弟らが４日、杉戸町立杉戸中学校で講習会を開催し、県東部で体操競技に励む児童生徒を指導した。
　同中学校を拠点に小中学生が所属する「すぎスポ杉戸体操クラブ」が開いた講習会。越谷市のスポーツクラブ「ひこばえクラブ」、春日部市立春日部中学校体操部、県立春日部東高校体操競技部の児童、生徒、約６０人が参加した。
　特別講師としてロンドン五輪団体総合銀メダルの田中和仁さん、リオデジャネイロ五輪団体総合金メダル田中佑典さん、アジア大会日本代表土橋ココさんが参加。児童生徒と交流を深めた。
　田中さんらはグループに分かれ、倒立の仕方から鉄棒や平均台などを指導。一人一人に丁寧に声をかけた。模範演技では田中佑典選手が鉄棒を披露し、参加者から大きな拍手と声援を受けた。
　田中和仁さんは「上手になりたいと思ったら継続が大切。諦めずに頑張ってほしい」とエールを送った。講習会に参加した杉戸中２年の桜井怜さんは「倒立の基礎からしっかり教えてもらった。普段では体験できない経験をすることができてとてもうれしい」と感想を話した。

＝埼玉新聞２０２４年８月１０日付け１４面掲載＝

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