埼玉新聞社 高校受験ナビ

【令和7年度入試】県内公私立高校 学校説明会リポート②  春日部共栄高校(春日部市)

2024年6月3日配信

コース再編、「東大選抜」を新設

 

 5月22日、春日部共栄高校の「教育関係者対象2025年度入試説明会」が行われました。

 

 冒頭、今春より校長に就任した加藤和己校長先生から、「どんな困難なときにも誠実に行動する至誠一貫と、自分が打ち込めるものを見つけて学習との両立を図る文武両道が春日部共栄のモットー」とのお話をいただきました。

 

 春日部共栄では、このモットーを実現すべく、学校運営に様々な工夫がされています。その工夫の一つが「2学期制、45分7限授業、週5日制」です。

 

 2学期制は運用方法が難しいところがあるとされていますが、春日部共栄では長期休業を学期の中に組み込むなどして2学期制の運用の難しさをカバーし、うまく活用しているように感じました。空いた土曜日に特別講習やメディカル論文講座を組み込んだり、定期テスト対策に頼らない学習習慣を身に付けることができたりと、その効果は随所で発揮されているように思います。

 

 そして今回、春日部共栄は新しいコース制への移行・再編をこの説明会の中で発表をしました。既存の3コース制を、新たに東大選抜コースを筆頭とした、東大選抜、選抜、特進α、特進の4コース制に改めるとのことです。

 

 春日部共栄高校は今春、単願受験者が300人を超え、この4年間で100人以上の単願者が増えるなど、春日部共栄の教育に関心を持ち、入学を希望する受験生が多くなってきています。入試担当の先生は今回の再編について「春日部共栄高校の教育活動への期待が高まっている今、全体的なレベルの進展を図ります」とお話をされていました。

 

 春日部共栄といえば見逃せないのが部活動です。県大会や関東大会はもちろん、インターハイ出場という部活もたくさんあり、その活動実績には輝かしいものがあります。また春日部共栄は文化祭や体育祭などが盛り上がる学校としても良く名前が上がります。

 

 今年度の学校説明会は6月30日から始まるようですので、春日部共栄高校がどんな学校なのか、その雰囲気を体験してみてはいかがでしょうか。(文・根岸孝之)

 

※このシリーズでは、塾の先生方はじめ教育関係者向けに開催された学校説明会についてレポートします(埼玉新聞社高校受験ナビ編集部)

 

=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=

 

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学校の特徴 ~学校からのメッセージ2024~

モットーは文武両道。どのコース、どの部活動においても生徒一人ひとりが「文武両道」を実現することができます。2022年度より2期制・45分7限授業・週5日制を導入し、校訓である「自主自律」のもと自学自習力を磨いています。それにより国公立大学に多数合格。やりたいことをやりながらの「夢の実現」を全力でサポートします。

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