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伝統の40㌔力走ー熊谷高校

喜びの校歌熱唱

ゴールの上長瀞駅前で校歌を歌う熊高生(写真提供)

 

 県立熊谷高校(市川京校長、生徒数952人)は5月17日、伝統行事の第49回40㌔ハイクを開催した。午前8時、雨の降る中、荒川河川敷に集合した生徒に、市川校長から「最後まで諦めずに、上長瀞駅を目指してほしい」とエールが送られ、一斉にスタートした。
 同校生徒会は、試走を3回行うなどして、目標タイムを遅めに設定し、多くの生徒が最後まで走り切れるよう工夫。その結果、昨年より10ポイント多い86%の生徒が制限時間内にゴールすることができた。
 実行委員長の同校2年、守田琥太朗さん(16)は「自己の精神と体力の限界に挑戦する40㌔ハイクで1年生は3年生の背中を、2、3年生は後輩たちをリードしながら全校生徒がゴールを目指し、去年より完歩率も上がった。熊高の伝統、質実剛健をこれからも守って行きたい」と、誇らしそうに語った。
 ゴールの上長瀞駅にたどり着いた生徒らは、肩を組んで校歌を熱唱。荻野あつみ教頭(44)は、「上長瀞駅に着くころには雨も上がり、気持ちのよい青空が広がっていた」と話していた。

 

=埼玉新聞2025年6月4日付け9面掲載=

 

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学校の特徴~学校からのメッセージ2025~

「質実剛健」「文武両道」「自由と自治」の精神を受け継いで130年、3万を超える卒業生は様々な分野で日本や世界のリーダーとして活躍。学力向上、進路希望の実現は言うに及ばず、先行き不透明な時代をたくましく生き抜くために不可欠な「人間力」の育成を目指す。活発な部活動、伝統ある学校行事を通して、心身ともに強靭でしなやかな生徒を育む。熊高ならではの彩り豊かな高校生活には、一生ものの友との出会いが待っている。

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