真剣な表情で技術習得
中学生にバッティングを指導する石山建一さん(右)=県立小鹿野高校野球グラウンド
NPO法人秩父盆地野球振興会主催の野球教室が8日、県立小鹿野高校(小鹿野町小鹿野)野球グラウンドで行われた。元社会人野球監督の石山建一さん(82)が野球の魅力を伝えながら熱心に指導。県内外の中学生選手40人は真剣な表情で聞き入り、技術を習得した。
石山さんは県立静岡高校、早稲田大学、社会人で選手として活躍後、早大、プリンスホテルの監督などを歴任。現在は、小鹿野高野球部の外部コーチなどを務める傍ら、全国各地を巡り、中、高校生に野球指導を行っている。
同教室は「野球で町おこし」を掲げる町と連携し、10年以上前から毎年開催。今回は高校で硬式野球部に入部予定の中学生が対象で、秩父地域のほか、行田や鴻巣市、群馬県などから球児が集まった。
各所属チームのユニホームを着用した参加者は、石山さんからスローイングやバットコントロールなどの基礎と、野球に打ち込む心構えなどを教わった。中学硬式野球チーム「高崎中央ポニーリーグ」の中学1年高瀬飛空さん(12)は「以前から石山さんに教わってみたかった。長打力を高められるように練習を重ねたい」と話していた。
石山さんは「時にはきつい言い方をすることもあるが、指導者はみんな、憎くて叱ってわけではない。技術も心も鍛え、高校で活躍してほしい」と参加者に期待のまなざしを向けていた。
=埼玉新聞2024年12月13日付け9面掲載=
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