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全国高校サッカー 昌平3回戦敗退

<2回戦>

昌平 攻勢強め好発進

 第104回全国高校サッカー選手権第3日は31日、NACK5スタジアム大宮などで2回戦16試合が行われた。埼玉代表で2大会ぶり7度目出場の昌平は、2大会連続20度目出場の高知に4―0で快勝し、3回戦進出を決めた。
 試合序盤から主導権を握った昌平は前半7分に山口が先制ゴール。同17分に長(おさ)、同36分に飯島が追加点を決めた。後半10分にも長がチーム4点目を奪った。
 昌平は大会第4日の2日、3回戦で2大会ぶり11度目出場の帝京長岡(新潟)と対戦する(午後2時10分・浦和駒場スタジアム)。

昌平―高知 後半10分、昌平の立野(右)がシュートを放つ=31日、NACK5スタジアム大宮

 

 シュート20本を放つなど、攻勢を強めた昌平が4―0で高知を圧倒した。
 昌平は前半7分にMF山口が狙い澄ました左足でネットを揺らし先制。同17分にMF長がGKをかわしゴールに沈め、同36分にはMF飯島が相手守備を外し追加点を挙げた。後半も勢いを持続すると、同10分にFW立野のシュートの跳ね返りを長が豪快に決めた。

 

2本柱 チームに活力

昌平―高知 後半10分、昌平の長(右)がシュートを放つ

 

 2大会ぶりに全国選手権の舞台に戻ってきた昌平が4得点で快勝発進した。山口、長のチームの2本柱が活力を生んだ。芦田監督は「チャンスでしっかり点を決めてくれた。先発の(1年生の)屋宜も良かった」と納得の表情を浮かべた。
 試合開始直後は動きに硬さが見られたが山口の一撃で試合の流れを掌握した。前半7分、飯島の縦パスを受けた山口がドリブルで持ち込み、ペナルティーエリア外中央から、狙い澄まして左足でゴール左隅に先制ゴールを決めた。
 先制後は県大会では見られなかったゴールラッシュを披露。同17分に長、同36分には飯島、さらに後半10分に長が再びゴールを挙げた。高知大会を無失点で勝ち上がってきた相手に対し、シュート20本を浴びせるなど攻撃の手を緩めなかった。
 前線への配球で屋宜が存在感を示した。トップチームでは公式戦初出場初先発。右ボランチに入った1年生は持ち味の縦パスを巧みに繰り出した。「コーチングが得意。プレー予測と判断力が成長した」と攻撃の活性化につなげた。
 次戦はプレミアリーグ西地区所属の帝京長岡と対戦する。主将の伊藤は「ディフェンスラインのコントロールに課題があったが、無失点で終われた。一つ一つ勝っていく」とプレミア勢との決戦に向け、気合を入れた。

 

熱視線に応える2発

ドリブラー 長

 昌平のドリブラーが期待に応える2ゴールで、初戦から主役となった。J1川崎入り内定もあり、スタンドからは熱い視線が向けられた。「注目されることは個人的には好きではないけど、結果を出せたことは自信につながった」と冷静に自身と向き合った。
 先制後の前半17分、左サイドでパスを受けると「(山口)豪太のパスが自分の想像とは違ったけれど、あまり考えずに感覚でいった」と飛び出してきたGKをかわしコースを狙わずに力強く蹴り込んだ。
 左サイドで相手を脅かす存在となると、後半10分にもチーム4点目を奪った。全国高校選手権では1年生時に3得点を奪った。「毎試合得点は意識しているけど、勝利に貢献できるようにプレーしたい」と使命感に燃えた。

 

先制弾 会心の笑み
山口

後半4分、昌平の山口(右)が突破を試みる

 

 昌平の10番を背負う山口が1ゴール2アシストの活躍を見せた。前半7分の先制弾はペナルティーエリア外から放ったシュート。放物線を描き、ゴール左隅のネットを揺らした。相手GKもその場に立ち尽くすほどの技ありゴールだった。
 「距離はあったけれど気にならなかった。久しぶりのゴールでうれしかった」と会心の笑顔。同17分には、長のスピードを信じて長めのスルーパスを繰り出し、チームの2点目を演出。巧みなボールコントロールに「狙い通りの形だった」とうなずいた。

 

<3回戦>

昌平惜敗 8強届かず

 第104回全国高校サッカー選手権第4日は2日、浦和駒場スタジアムなどで3回戦8試合が行われた。埼玉代表で2大会ぶり7度目出場の昌平は、2大会ぶり11度目出場の帝京長岡(新潟)に0―1で敗れ、準々決勝進出を逃した。
 試合序盤から一進一退の攻防が続いた。昌平は山口、長(おさ)にボールを集め、中央から攻撃を仕掛けた。前半5分にGK小野寺が相手との1対1の場面で好セーブを見せたが、同15分に先制を許し、追いかける展開となった。
 後半はボールを保持する時間が増え、3選手を交代して攻勢に出た。試合終了間際には長のミドルシュートなどで得点機をうかがい、伊藤、古川ら守備陣も積極的に攻撃参加したがゴールが遠かった。

 

 攻守に拮抗(きっこう)した試合となったが、前半に失点を許した昌平が0―1で帝京長岡に敗れた。
 昌平は前半15分、左サイドから入れられたパスを中央に走り込んできた選手に決められて失点。同追加タイムにMF山口がヘッドでゴールを狙うが枠を捉えられず。後半は相手ゴールに迫る回数を増やしたが、決定機と呼べるチャンスはつくれなかった。

 

鉄壁に阻まれ1点遠く

帝京長岡―昌平 前半追加タイム、昌平の山口(左)がヘッドでゴールを狙う

 

 先制点を許し、追いかける展開となった昌平は相手の鉄壁の守備を崩せなかった。芦田監督は「もっと外にボールを振ったり、攻撃のバリエーションが欲しかった。ペナルティーエリアでの時間をもっとつくりたかった」とノーゴールを悔やんだ。
 初戦の高知戦と同じように山口、長の2本柱にボールを集め、攻撃の機会をうかがった。押し込まれる時間帯があっても伊藤、高橋の両CBを中心にゴールを守ったが、前半15分に相手のクロスから先制点を奪われた。
 相手の速いカウンター攻撃に手を焼き、攻撃でリズムをつくれない。相手の守備陣を崩せない中、前後半で4本のシュートを放った山口は「自分が点を取れなくて負けた。もっとシュートを打ちたかった。力が足りなかった」と涙を拭った。
 長の持ち味であるスピードも生かせなかった。相手の3人がかりの徹底マークに遭い、ボールの出しどころに苦しんだ。長は「真ん中からの仕掛けが多くなり、あと一歩のところで入って行けなかった」と相手守備の強さを痛感した。
 初の準決勝進出を目指して挑んだ今大会は3回戦で幕を閉じた。県大会で出場機会がなかった1年生の屋宜、2年生の工藤が2試合連続先発出場し台頭するなど、試合を通じて各選手が成長した。初の4強入りの夢は後輩たちに託された。

 

フリーになり前線起点に

2年 飯島

前半29分、昌平の飯島(14)がボールをキープする

 

 昌平の2本柱である長と山口が厳しいマークに遭う中、2年飯島が前線の起点となった。「自分がフリーになれる分、周りを生かしたりチームを回せるように心掛けた」と主に右ウイングの位置からゴール前にボールを供給した。
 この試合では自身はシュート1本に終わったが、初戦の高知戦では全国選手権での初ゴールを記録。「1得点決められたのは良かったけど、守備や走り負けがあった。この経験を糧にしないと申し訳ない」と肩を震わせ今後の成長を誓った。

 

=埼玉新聞2026年1月1日付け1、11面、3日付け1、7面掲載=

 

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