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全国高校バレー 女子 細田学園8強ならず

就実(岡山)に1-2

 細田学園は劣勢から立て直し最終セットまで競り合ったが、経験で勝る就実に敗れた。
 立ち上がりに苦戦し第1セットを落とすも、続く第2セットの中盤以降、完全にペースを握って取り返し、1―1とした。勝負の第3セットは、得点源となっていたライト側の攻撃が相手ブロックにつかまり、徐々に点差を広げられ追い付けなかった。

 

強豪相手に互角の戦い

女子3回戦 細田学園―就実 第2セット、細田学園のオポジット中島(左)がスパイクを決める

 

 細田学園は高校総体4強の就実相手にフルセットの熱戦を演じた。敗れはしたものの攻撃力では互角に渡り合い、経験の差が勝敗を分けた。伊藤監督は「互角に戦えている手応えはあった。今のうちの力を出し切れた」と充実の表情を浮かべた。
 第1セットの立ち上がりに攻守がかみ合わず、最大10点差をつけられた。しかし、途中からライトへのトスを増やすと攻撃が劇的に変化。第2セットは完全に優勢で試合を進めた。高さのあるブロックとスパイクで活躍した平沼は「諦めずに自分たちのペースに変えていけた」と胸を張った。
 第3セットはスパイクが相手ブロックにつかまることが増えると、対応で後手に回った。全国の舞台に慣れている就実と、2年ぶりの出場で下級生が中心の細田学園との差が出た。
 1、2回戦を突破した時に指揮官が必ず言及したのは3年生の存在だ。「主将をはじめ3年生が土台となって、下級生が伸び伸びとできている。チームとしての姿勢が良かった」と、試合に出ていない3年生も含めてチームの強さとした。
 10年ぶりに3回戦に進出し、過去最高成績の8強、そして目標に掲げたセンターコートまであと一歩だった。主将の嶋崎は「3年生も1、2年生も頑張ってくれた。かっこいいチーム」と仲間を誇った。

 

気迫プレーで15得点

オポジット中島

 細田学園のオポジット中島がチーム最多15得点と輝きを放った。強打だけでなく、巧みにブロックアウトも誘い得点を量産。「セッターが持ってきてくれるから、絶対に決めきらなきゃ」と鬼気迫るプレーで力の限りを尽くした。
 春高県予選から試合に出始めた1年生。もともとレフトだったが、スランプに陥った時にライトを試し、才能が開花した。1年生でコートに立つ重圧はあると話すが、「3年生を勝たせてあげたい」という一心で役割を全うした。

 

第1セット、細田学園のミドル平沼(左)がブロックを成功させる

 

的確判断で味方援護

セッター樽井

 細田学園のセッター樽井は、柔軟な状況判断で味方の得点をアシストした。第1セットにレフトが警戒されていることが分かると、相手ブロックが低いところを見抜きトスを集中。監督からの指示ではなく、自分たちで話し合って作戦を変えた。 バレーの名門・東京世田谷北沢中出身。下北沢成徳に入る道もあったが「成徳を倒したい」という思いから細田学園に進学した。成徳との対戦はかなわなかったが、強豪の就実に肉薄し「悔しいけど、自分たちの力は出せた」と涙を拭った。

 

=埼玉新聞2026年1月9日付け10面掲載=

 

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細田学園は、生徒たちとともに改革を進め、成長のステップを踏みながら、2021年に創立100周年という大きな節目を迎えました。しかし明るい未来は、自ら創り出してゆくもの。100年の伝統に溺れることなく、より一層良いものに向かう”Next one is the best one.”の精神で、次の100年に向けてさらなる高みを目指して努力していきます。

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